担当者 | 小島 一晃 | |
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学年・開講期 | 1年次 後期 [経済学部 地域経済学科] | |
科目の種類 | 演習系科目 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 8E104 |
この授業は、情報基礎1で身に付けた情報通信技術(ICT)の活用能力をさらに高めるための演習を、帝京大学宇都宮キャンパスのコンピュータ教室(CL)で実施します。必要な情報を収集して処理し、適切な表現方法を用いて発信・伝達する能力を身に付けます。また、コンピュータに問題解決をさせる経験を通じて、問題解決の方法を客観的に表現することの意味を学びます。これらは、カリキュラムポリシーの3の能力の基礎となります。各回の授業は、座学講義とコンピュータを使った実習から構成されます。
この授業では、情報基礎1で身に付けたICTの活用能力を高めることが目標です。受講生には、修了時に以下のようなスキルと態度を身につけていることが求められます。
* 文字入力において、キーボードを見ないでタイピングすること(タッチタイピング)が、ある程度の速さでできる
* 情報表現における論理的構造と物理的構造の考え方を理解し、わかりやすい文書を作成できる
* 聴衆者を意識して、わかりやすいオーラルプレゼンテーションを構成・実行することができる
* グループでの問題解決を実施し、記録をとってその過程と成果を文書で伝えることができる
* 人とコンピュータが効率的に処理できるように、問題解決の方法を客観的に表現することの意味を説明できる
成績は、各演習の成果物の提出(文書作成5%、プレゼンテーション技法5%、プレゼンテーション学生相互評価5%、コンピュータでの問題解決10%)、問題解決演習プレゼンテーションの完成度(15%)、グループワークでの貢献度(15%)、最終レポートの完成度(35%)、タッチタイピング修得試験の点数(10%)を評価することで算定されます。ただし、下記5つの条件を満たさない場合は、成績に関わらず不合格となります。
(1)規定数以上の授業に出席すること
(2)問題解決演習のグループワークに参加し、プレゼンテーションを実施すること
(3)コンピュータでの問題解決の演習課題を提出すること
(4)タッチタイピング修得試験を受験すること
(5)最終レポートを提出して合格すること
演習・課題の成果については授業内で解説するとともに、評価についてLMS上で個別にフィードバックします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教材は全て、LMSに掲載されます。 | ||
参考文献 |
毎回の授業教材は、授業開講1週間にLMSに掲載されます。事前に予習として1時間程度で、各教材に目を通しておいて下さい。また、次回授業までに取り組むべき2時間程度の演習・課題等を、各授業において出題します。
実習授業ですので、遅刻・欠席は原則として認められません。病気や事故など、やむを得ない理由で欠席する際は、理由の説明になる書類(診断書や事故証明等)を持参し、担当教員の指示を受けてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(情報基礎2の進め方、タイピングの練習方法、メールの使用方法を確認します) |
第2回 | 文書作成(情報表現の構造の考え方を学び、スタイルを使った文書の作成します) |
第3回 | プレゼンテーションの技法(1)(わかりやすいプレゼンテーションを実施するための技法について学びます) |
第4回 | プレゼンテーションの技法(2)(第3回で学んだことを活かして、プレゼンテーションを構成する練習をします) |
第5回 | 問題解決演習(1)(問題解決の手順を学び、テーマを決めてグループで問題解決演習を行います) |
第6回 | 問題解決演習(2)(引き続きグループで問題解決演習を行います) |
第7回 | 問題解決演習(3)(グループで取り組んだテーマの成果発表のためのプレゼンテーションを準備します) |
第8回 | プレゼンテーション(1)(グループで問題解決演習の成果発表プレゼンテーションをします) |
第9回 | プレゼンテーション(2)(第8回の続きをします) |
第10回 | 問題解決演習の講評と相互評価(グループで問題解決演習とプレゼンテーションを振り返るとともに,お互いの成果を評価し合います) |
第11回 | コンピュータでの問題解決の表現(1)(コンピュータに問題解決をさせる演習をします) |
第12回 | コンピュータでの問題解決の表現(2)(第11回に引き続きコンピュータに問題解決を演習をし、問題解決方法の表現について学びます) |
第13回 | レポート作成(1)(収集した情報と自身のアイデアを客観的に表現するという観点から、問題解決演習のレポートを作成します) |
第14回 | レポート作成(2)(客観的な情報表現という観点からレポートを改善し、最終レポートとして仕上げます) |
第15回 | タッチタイピング修得試験とまとめ(タッチタイピングの修得試験を受験するとともに,授業の総括としてICTとの関わり方について考えます) |