細胞生命理工学 
担当者髙山 優子
学年・開講期1年次 後期  [総合理工学専攻 博士前期課程(修士課程)]
科目の種類総合工学
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー

授業の概要(ねらい)

生物増殖に不可欠な細胞周期とその調節機構について解説します。さらに、関連する原著論文の輪読も行います。
原著論文については各自プレゼンテーションおよび質疑応答をする、アクティブラーニング形式で進めます。
DP1,2と関連し、専門知識の修得およびプレゼンテーション技術についても実践します。

授業の到達目標

生物個体を作り出すために、細胞の成長と分裂が繰り返されます。1つの細胞が成長・分裂して、2つの娘細胞ができる秩序だった過程が、細胞周期です。細胞周期がどのように進行していくのかを理解することは、生物個体の形成過程を理解することにつながります。
本講義では細胞周期が順序正しく起こる機構を学ぶことで、無秩序な細胞分裂による“がん”や分裂をやめた“老化”細胞についての理解を深め、生命継承について自分なりの考えを説明できることを求めます。

成績評価の方法および基準

講義中の演習およびレポートにより、評価します。
フィードバックは講義中に適宜行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書講義でプリントを配布します。
参考文献

準備学修の内容

ゲノム科学の内容をよく復習しておいてください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回細胞増殖と細胞周期
第2回染色体と遺伝
第3回有糸分裂と減数分裂
第4回初期胚の細胞周期
第5回細胞分裂制御
第6回G1期からS期への移行システム
第7回DNA複製制御
第8回細胞周期チェックポイント
第9回減数分裂の細胞周期制御
第10回細胞周期の遺伝学的解析:実験方法の解説
第11回細胞周期の分子生物学的解析:実験方法の解説
第12回細胞周期に関する原著論文の輪読
第13回原著論文の発表 プレゼン資料を講義前日までに提出して下さい。
第14回原著論文の発表 発表における質疑応答についてレポートにまとめ提出してください。
第15回まとめと総合討論