中小企業論Ⅱ
担当者山本 健兒教員紹介
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー8C302

授業の概要(ねらい)

 この授業では中小企業論Iを履修したことを前提として、その続編として、近年の国際化といった環境変化に対して中小企業がどのように対応しようとしてきているか、そうした中小企業を支える社会的仕組みについて講義します。
 この授業は、経済学部のディプロマポリシーのうちDP1「1.日本と世界の経済、地域経済、企業経営及び観光にかかわる基礎的理論・知識を修得」すること、および地域経済学科のディプロマポリシーのうち、特にDP2「2.各地域に共通する問題と各地域固有の問題の両方を理解し、説明することができる」ための基礎に関わります。

授業の到達目標

 国際化などの環境変化に中小企業がどのように対応してきたかを理解するとともに、あるべき中小企業政策を構想する力を身につけることがこの授業の到達目標です。

成績評価の方法および基準

 授業最終回に行なう試験に基づいて成績評価をします。また、日本経済や外国の経済に関する基礎的な知識があるか否か等に関する質問を授業中に口頭で行なう予定です。これはいわゆる「反転授業」の意味を持ちます。さらに、授業内容の理解が確実になったか否かを確認するための簡単な小テストないし小レポートを随時課します。これらも最終的な成績評価に反映させる予定です。口頭での質問に対する学生からの解答や小テスト・小レポートについてはその都度教員から正解や解答に至る考え方などを解説するので、これが学生へのフィードバックとなります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『中小企業論・ベンチャー企業論―グローバルと地域のはざまで―』新版植田浩史ほか有斐閣、2014年
参考文献『中小企業白書』各年版。中小企業庁
参考文献『グローバル化と中小企業』中沢孝夫筑摩書房、2012年
参考文献『グローバルビジネスの隠れたチャンピオン企業 : あの中堅企業はなぜ成功しているのか』ハーマン・サイモン(渡部典子訳)中央央経済社、2012年

準備学修の内容

 授業内容に関わるテキスト部分を事前に読み、知らない用語については、自分自身で経済学事典などを用いて調べておくことが求められます。授業を受けた後では、できるだけその日のうちに、授業中にとったノートとテキストや参考文献などをもとにして、学生が自分なりのノートを整理し直すことが求められます。日本や外国の中小企業やそれに関する政策や統計数値、個別企業の情報などについては、自分自身でインターネットなどを利用して取得して整理することも、事前または事後的な学習内容に含まれます。予習時間は、学生が受講前にすでに持っている知識によって変わりますが、1回の講義につき概ね1.5時間前後必要となると思われます。復習も同様です。

その他履修上の注意事項

 この授業を履修するためには「中小企業論Ⅰ」を履修し、その試験に合格することが条件となります。授業中に取ったメモ的ノート、テキスト、参考文献、インターネットなどから取得した情報などをもとにして、講義の後のノート整理を自分なりに行なうことが重要です。
 COVID-19の感染状況次第では、教室での対面授業ができなくなる可能性があります。その場合には、オンライン・オンデマンドでの授業形態を考えます。しかし、私のインターネット通信の技能や設備・ソフトウェアが整えば、同期双方向通信での授業展開もあり得ます。いずれにせよ、教室での対面授業ができない場合にはLMSでのレポート提出を毎回全員に求めざるを得なくなります。
 中小企業に関する資料は、中小企業庁のホームページから入手できます。それを自身でパソコンにダウンロードして読んだり、統計データを処理したりすることを求めることがあるので、教室での対面授業が可能な場合でも、パソコンの利用、インターネットへの接続は必要不可欠であることに注意してください。

授業内容

授業内容
第1回中小企業論Iの復習と中小企業論IIの概要に関する解説、及び受講上の注意
第2回中小企業にとっての国際化の意味
第3回中小企業の海外展開
第4回国内市場対応企業にとっての国際化
第5回「隠れたチャンピオン」としての中小企業
第6回中小企業のイノベーションー日本の事例
第7回中小企業のイノベーションー欧州の事例
第8回産業集積とイノベーション
第9回広域的ネットワークと中小企業 
第10回中小企業と地域社会
第11回中小企業の金融環境
第12回国による中小企業政策
第13回自治体による中小企業政策
第14回グローバルと地域のはざまで
第15回試験と総括ディスカッション