政治学(国際政治を含む)
担当者夜久 仁
学年・開講期1年次 後期  [総合基礎科目]
科目の種類総合基礎
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー0J101

授業の概要(ねらい)

 我が国における政治活動の特徴、「政治」が登場する場面、政治活動の基盤となる制度と仕組みなどについて、具体的事例を題材としながら概要を説明します。これとあわせて、国際政治についても説明を行います。
 この授業は主に講義形式ですが、各回で取り上げる事項に関して、各自が重要と思う点を中心にして適宜各自にプレゼンテーションを行ってもらうことがあります。

 この授業では、学修目標3に関する知識、技法、態度を修得する。

 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は、長期にわたり衆議院法制局において議員立法の作成事務に従事しており、授業においては、日本国における政治の実情を適宜紹介します。

授業の到達目標

 学生は、いくつかの具体的事例を題材として、①我が国における政策決定のシステムと②政策決定に影響を及ぼす諸要因とについて、基礎的な理解を深めることができる。

成績評価の方法および基準

 期末試験によります。なお、授業の感想をまとめたレポートを作成してもらうことがあります。
期末試験終了後、希望者には研究室において解説します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回のレジュメは、LMSに掲載します。
参考文献①『はじめて出会う政治学 第3版』北山俊哉ほか(著)有斐閣 ISBN 978-4-641-12368-7
参考文献②『議会学』向大野新治(著)吉田書店 ISBN 978-4-905497-63-9

準備学修の内容

毎回の授業の教材は、前もってLMSに掲載されます。LMSの教材を使ってしっかりと予習をして授業に臨んでください。また、毎回の授業終了後には、その授業において最も興味を持った点を中心に、自分でノートにまとめるなどして復習をしてください。
以上の予備学習に1.5時間程度、復習にも1.5時間程度の時間を取ってください。

その他履修上の注意事項

参考書①は、やや古くなりましたが、政治の基本を分かりやすく解説しています。
参考書②は、会議体である議会の特質と権能を解説しています。
なお、現代政治は、マスメディアの動向によって決定的な影響を受けます。普段から、新聞、テレビ、雑誌等のニュースをできるだけ参照するとともに、自分なりの意見をまとめられるようにしましょう。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第2回業界団体・利益団体と政治・・政・財・官のトライアングル、「意気込み」の違い
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第3回官と民との関係・・・市場の失敗・政府の失敗
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第4回大企業と政治・・・大企業の影響力
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第5回選挙と政治・・・小選挙区制導入後の変化
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第6回地方分権について・・・地方自治体の役割
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第7回マスメディアと政治(1)・・・マスメディアの影響力
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第8回マスメディアと政治(2)・・・マスメディアの中立性
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第9回国会(1)・・・ねじれ国会
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第10回国会(2)・・・審議過程
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第11回内閣と内閣総理大臣…内閣総理大臣の影響力資源
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第12回官僚について・・・官僚の素顔
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第13回冷戦の終了とテロとの戦い・・・国際平和協力活動の本質
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第14回経済交渉・・・中国・インドの台頭と日本の進路
講義終了時に次回講義範囲を指示するので、教科書の該当範囲を良く読んでおくこと。
第15回国境を越える政治・・・地球環境問題