環境衛生学
担当者稲垣 弘文
学年・開講期3年次 後期  [理工学部 バイオサイエンス学科]
科目の種類専門
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー5G361

授業の概要(ねらい)

「健康」をテーマとして、健康とは何か、健康を障害する要因とその評価や予防、健康に関する様々な指標の意味を学びます。ディプロマポリシーの(2)及び(3)と関連しています。具体的には以下のような内容を学びます。
(1) 健康の定義・公衆衛生の考え方
(2) 環境衛生(物理的・化学的環境因子)
(3) 疫学の考え方とその方法論
(4) 現代人の健康問題
上記(2)を後藤純雄先生が、(1), (3), (4)を稲垣が担当します。

授業の到達目標

学生は、ヒトの集団に影響を与える様々な要因についての考え方を習得することにより、以下の項目について現状を説明し、将来の展望を考えることができる。
(1) ヒト集団の健康を障害する要因とその予防
(2) 環境汚染物質とヒトの健康の関係
(3) ヒト集団の健康状態の把握と障害要因の探索法
(4) 我が国の医療・保健制度
(5) 感染症の種類とその予防

成績評価の方法および基準

基本的に、期末試験の点数により評価します。60点以上を合格とします。また、必要に応じて講義時間中の小テストなどを実施し、評価に反映します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献シンプル衛生公衆衛生学2021南江堂
参考文献国民衛生の動向厚生労働統計協会

準備学修の内容

人の健康を脅かす事柄に関するニュースが、日々伝えられています。新聞やテレビなどの報道を見てください。

その他履修上の注意事項

特に教科書は定めません。講義の度にプリントなどの資料を配布します。
講義への出席が2/3に満たない者は期末試験が受けられません。1日に複数回の講義をまとめて行いますので、出席回数をきちんと自己管理して下さい。

授業内容

授業内容
第1回健康の定義・公衆衛生の考え方(稲垣)
第2回統計と疫学〜疫学とその方法(稲垣)
第3回人口静態と人口動態(稲垣)
第4回気候変動と健康〜物理的環境因子①(後藤)
第5回放射線と健康〜物理的環境因子②(後藤)
第6回粒子状物質と健康〜化学的環境因子①(後藤)
第7回タバコの影響〜化学的環境因子②(後藤)
第8回水と健康〜化学的環境因子③(後藤)
第9回がんをめぐる話題〜化学的環境因子④(後藤)
第10回日本の医療①〜制度の概要(稲垣)
第11回日本の医療②〜医療保険制度(稲垣)
第12回日本の医療③〜現状と問題点(稲垣)
第13回感染症①〜感染症とは(稲垣)
第14回感染症②〜疫学と予防(稲垣)
第15回地域保健の役割(稲垣)