旅行地理Ⅱ
担当者荒井 良雄
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8C310

授業の概要(ねらい)

この授業では、旅行地理Iを履修したことを前提として、世界の中でも海外旅行先として選ばれることの多い、地中海地域を取り上げ、それぞれの地域について、基本的な地理的条件、歴史、社会や産業の特徴、抱えている課題などを、自分で調べて報告してもらい、それを基に皆で討論します。「旅に出たくなる」授業を目指します。旅行好きな人、地理好きな人、歓迎です。この授業では、DP1の能力を身につけることを目指します。

授業の到達目標

学生は、ある地域についてのさまざまな情報を集め、それを整理・分析して、他人に確実に伝え、それを基に皆とディスカッションして、地域の現状や課題を的確に理解し、問題の解決を目指す能力を身につけます。

成績評価の方法および基準

最終回に行う試験(40%)および授業での発表資料、口頭報告やディスカッションの内容・活発さ等(計60%)を総合して評価します。各発表やディスカッションの発言に対するコメントがフィードバックになります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に指定しません。
参考文献授業時に適時紹介します。

準備学修の内容

授業で報告する地域の状況などについて、自分で文献や記事等の情報を集めて理解を深めることが必要です。インターネットからの情報収集も有効です。担当する報告のための準備には少なくとも10時間以上、それ以外の回でも対象の地域についての基本的知識を得ておくために2時間程度の準備を必要とします。

その他履修上の注意事項

この授業は演習形式で進めますので、受講者全員分の報告枠を確保するために、履修志望者が多数になった場合は、25人を上限として、履修者を制限します。履修許可者の決定は、LMS上で提出を指示する受講志願票に記載された内容に基づいて行いますので、履修を志望する人は、授業開始前からLMS上の掲示に注意して、所定の期限までに、確実に受講志願票をLMSから提出してください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(対象地域の選択と発表スケジュール調整)
第2回地中海地域の概要・特徴について
第3回イタリア(1):アルプス地方とイタリアンデザインの街。事前に、対象の地域についての情報を収集しておくこと。報告者はレジュメを準備すること。報告者以外は、報告の内容に対するコメント・疑問点をまとめたメモを作成すること(以下、各回とも同様)
第4回イタリア(2):中部イタリアの歴史的都市
第5回イタリア(3):イタリアの島々
第6回南フランス:西欧の玄関口とリゾートの街々
第7回スペイン(1):カタルーニャ、ガウディの夢
第8回スペイン(2):カスティリャ、世界を制した栄光
第9回スペイン(3):アンダルシアとジブラルタル
第10回アドリア海沿岸:世界遺産の宝庫
第11回ギリシア(1):ヨーロッパ文明発祥の地
第12回ギリシア(2):エーゲ海の島々
第13回トルコ:西洋と東洋の間で
第14回エジプト:ナイルの賜物
第15回まとめ・総括