日本経済史Ⅰ
担当者玉 真之介
学年・開講期2年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類経済学系科目
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー8B205

授業の概要(ねらい)

日本経済史を学ぶことは日本経済を理解することです。この授業では、テキストに基づいて日本の近世と近代、そして現在を経済の側面から振り返り、経済発展の基本的な流れを踏まえて、日本経済の現状を学びます。その際、日本国内だけに視野を限定するのではなく、日本を取り巻く世界の動きとの関係を重視して学んでいきます。また、授業では、論点をめぐって少人数で話し合うグループ学習を取り入れていきます。それを通じて、ディプロマ・ポリシーのDP1「経済学の手法によって地域の問題を調査・研究する能力」を育成します。

授業の到達目標

日本の近現代における経済発展について大きな流れを説明できるようになる。
日本経済と世界経済との関係についての説明できるようになる。
今日の日本経済が直面する課題について語ることができるようになる。
日本経済をめぐる様々な議論について批判的に語ることができるようになる。

成績評価の方法および基準

毎回の小テスト(25%)、中間試験(25%)、期末試験(50%)、合計(100%)で評価します。 
中間試験の結果はフィードバックして、改めて理解を深めます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本経済論-史実と経済学で学ぶ-』
櫻井宏二郎日本評論社
ISBN978-4-535-55720-8
参考文献

準備学修の内容

事前に、それぞれの週に行う教科書の章を熟読し、その内容について関心をもつ事項を調べる作業を90分程度行ってください。
授業後は、授業で配布したレジュメを見直し、ポイントとなる点について教科書を再読して、関心をもった事項を調べる作業を90分程度行ってください。
小レポートの宿題が出た場合には、なるべく早く取り組むようにしてください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回授業のねらいと進め方、日本経済の大きな流れ
第2回経済学の見方と景気の見方(第1章)
第3回江戸時代の遺産(第2章1)
第4回近代経済成長(第2章2.3)
第5回戦前・戦時経済の影響(その1)(第3章1.2)
第6回戦前・戦時経済の影響(その2)(第3章3.4)
第7回戦後改革(第4章1)
第8回近世・近代の日本経済まとめと中間試験
第9回戦後復興期(第4章2)
第10回高度経済成長(その1)(第5章1.2)
第11回高度経済成長(その2)(第5章3.4)
第12回高度経済成長(その3)(第5章5)
第13回ニクソンショックと日本経済(第6章1)
第14回オイルショックと日本経済(第6章2.3)
第15回高度経済成長とその終焉まとめと期末試験