担当者 | 鳥海 高太朗 | |
---|---|---|
学年・開講期 | 3年次 前期 [経済学部 地域経済学科] | |
科目の種類 | 専門 基礎系 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 8C306 |
様々な国内・海外のスポーツビジネスの事例を中心に講義していきます。2020年の新型コロナウイルスはスポーツにおいても大きな影響が出ました。序盤は新型コロナウイルスによってスポーツビジネスにどんな変化があったのかをスタートにして、オリンピック・パラリンピック、ヨーロッパのプロサッカーリーグ、アメリカの4大プロスポーツなどの事例を学び、近年、ファン集客により力を入れ始めた日本のプロ野球、そして地域密着型のスポーツビジネスの見本となったサッカーのJリーグ、そして高校野球や箱根駅伝などといった伝統的な日本のアマチュアスポーツなどについて学習した後、1年間延期された今年夏に開催予定のの東京オリンピック・パラリンピックが日本に与える経済効果などについて考えていきます。この講義では、DP2およびDP3に関する基礎知識の修得します。
本講義では、スポーツが経済に大きく貢献していることを学ぶ講義です。プロスポーツからアマチュアスポーツ、参加型から観戦型、現地に足を運ぶことからテレビかインターネットで観戦することまで、どんな形であっても経済、特に地方の活性化になります。東京でオリンピック・パラリンピックが開催される中、身近な存在であるスポーツビジネスを学ぶことで、お金の流れなどといった経済学の理解を深めることを目標にします。また今年は新型コロナウイルスによるスポーツビジネスの影響についてもお話します。
期末試験を基本とし、中間での小テスト(1回)の成績も加味する。期末テストを80%、中間での小テストを20%の比率で評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 基本的には毎回プリントを配布します。 | ||
参考文献 | [新装改訂版]スポーツの経済学 | 小林至 | PHP研究所 |
講義で取り上げる内容について、事前にニュースやホームページなどで触れておくとスムーズに講義に入れます(1時間以上)。また講義後も講義内容をしっかり復習し、必要に応じてインターネットで調べてください(1時間以上)。
スポーツ中継やスポーツニュースなどに日常から触れることで、スポーツによって異なる特性などをより理解することができます。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション(スポーツ経済学を学ぶ意義について) |
第2回 | 2020年の新型コロナウイルスによってスポーツビジネスの変化(その1:プロスポーツでの試合数短縮、無観客試合など) |
第3回 | 2020年の新型コロナウイルスによってスポーツビジネスの変化(その2:オリンピック関連) |
第4回 | 現代におけるスポーツビジネスの経済的役割 |
第5回 | スポーツの商業化のきっかけとなった1984年のロサンゼルス五輪 |
第6回 | サッカー・ワールドカップにおける経済効果(2002年の日韓ワールドカップでの事例を含め) |
第7回 | ヨーロッパを中心としたサッカー・プロリーグの経済学(スペイン、イタリア、イングランドなど) |
第8回 | アメリカの4大スポーツ(MLB、NBA、NFL、NBA)の経済学 |
第9回 | 日本のプロスポーツビジネスの経済学その1(プロ野球球団の収益構造) |
第10回 | 日本のプロスポーツビジネスの経済学その2(Jリーグの理念、地域密着クラブ事例) |
第11回 | 高校野球、高校サッカー、箱根駅伝、大学ラグビーなど学生スポーツにおける経済学 |
第12回 | 地域スポーツイベントの経済効果(市民マラソン、国際大会) |
第13回 | 2021年に延期となった東京オリンピック・パラリンピック開催へ向けた組織委員会の役割 |
第14回 | コロナウイルス収束後のスポーツビジネスの今後 |
第15回 | まとめ・総括 |