栃木地域振興事例
担当者丹羽 孝仁
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D303

授業の概要(ねらい)

地方分権に伴い、地域振興の可否は地域に任されています。本講義では、主に栃木の地域振興の実例を通して、地域振興のあり方やその独自性、地域の活性化策を学びます。さらに県外や海外の地域振興事例を、栃木との比較の観点からいくつか紹介します。
この授業ではDP2、3に関連する知識、能力を習熟します。この授業では、3回に分けてグループディスカッションやポスターツアーなどを行います。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員はうつのみや市政研究センターで政策研究に携わった経験を有し、授業ではその実務経験をもとに地域振興の実例や課題を講義し、また新たな振興の方策について議論します。

授業の到達目標

① 地域振興の視点を理解する。
② 地域開発に関する新たなアイディアを持つ。
③ 自分の考えを言葉・文章で表現できる。
④ 他人の考えに共感できる。

成績評価の方法および基準

期末レポート(60%)と小レポートなどの平常点(40%)により評価します。
レポートは、LMSを通じて採点基準と採点結果をフィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは設けませんが、その代わりに毎回資料を配付します。
参考資料を各回のテーマに合わせて紹介します。
参考文献

準備学修の内容

【予習】
授業の事前にLMSに資料をアップします。事前に通読し、不明な点などを辞書等で調べておいてください(0.5時間程度)。
【復習】
授業後に再度資料を読み返し、理解に努めてください(1.5時間)。
期末レポートの準備となるよう、各地の地域振興に関する情報収集を各自で行い、整理・比較してください(1時間程度)。

その他履修上の注意事項

LMSを活用します。
期末レポートの課題は、早い段階で提示します。時間をかけて取り組んでください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:地域振興の理論と法体制の整理
第2回栃木の地域振興策1:ネットワーク型コンパクトシティ
第3回栃木の地域振興策2:中心市街地の活性化
第4回栃木の地域振興策3:宇都宮ブランド
第5回グループワーク1:地域振興の狙いを考える
第6回栃木の地域振興策4:産業振興を通じた働く場の整備
第7回栃木の地域振興策5:鬼怒川温泉の再生
第8回栃木の地域振興策6:那珂川町の取組
第9回栃木の地域振興策7:多様な主体の連携
第10回グループワーク2:地域振興の先進事例を探る
第11回他の地域振興策1:北関東の地域づくり
第12回他の地域振興策2:京都府の地域づくり
第13回他の地域振興策3:タイにおける一村一品運動
第14回他の地域振興策4:ドイツにおけるモビリティマネジメント
第15回グループワーク3:地域振興の方策を提案する、まとめ