GIS(地理情報システム)
担当者丹羽 孝仁
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8C315

授業の概要(ねらい)

情報の高度化に伴い、様々なデジタルデータの蓄積が進んでいます。位置に関連したデータ、地理情報もその1つです。地理情報は、地域経済を理解する際に重要であり、また地域政策を形成する際のエビデンスでもあります。GISは、地理情報を管理・運用するツールであるとともに、それ自体が学問領域を構成します。そこで本講義では、地理情報を活用できる人材育成を意図し、GISに関する基礎的な知識を教授します。
この授業ではDP1に関連する知識と技法を習得します。
演習形式を部分的に行います。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。民間企業と公官庁において都市計画や防災関連の地理情報の作成・管理・分析の経験を基にした講義を行います。

授業の到達目標

① GISの概念を理解する。
② GISに関する専門知識を説明できる。
③ これからの世の中にGISがどのような影響を与えるかイメージできる。
④ 地図やIT技術に関心をもつ。

成績評価の方法および基準

期末に試験とレポートの両方を課します。
試験(60%)、レポート(20%)、授業への参加態度(20%)で評価します。
試験・レポートは採点基準を示すとともに、採点結果をLMS上でフィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『地理情報科学—GISスタンダード—』2015年、ISBN:978-4772252867浅見泰司・矢野圭司・貞広幸雄・湯田ミノリ編古今書院
参考文献『地理空間分析』2003年、ISBN:978-4254167139杉浦芳夫編朝倉書店
参考文献『空間解析入門—都市を測る・都市がわかる—』2018年、ISBN:978-4254163568貞広幸雄・山田育穂・石井優光編朝倉書店
参考文献『経済・政策分析のためのGIS入門1-ArcGIS Pro対応-』2018年、ISBN:978-4772231886河端瑞貴古今書院

準備学修の内容

【予習】
講義はテキストの章と対応させて進めます。準備学習として、該当の章を通読してください(1時間程度)。
【復習】
講義後に資料をLMSにアップします。テキストと資料を基に復習し、各自でまとめノートを作成してください(2時間程度)。試験には各自が作成したまとめノートの持ち込みを許可します。

その他履修上の注意事項

LMSを活用します。
演習を行います。履修人数に応じて使用するソフトウェアを変えます。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、地理情報科学とは
第2回空間的思考とGIS(3章)
第3回既存データの地図データと属性データ(7章)
第4回空間データ(8章)
第5回空間データの統合・修正(10章)
第6回演習1:GISの操作方法を知る
第7回ネットワーク分析(12章)
第8回演習2:GISで簡単な分析を行う
第9回ラスタデータの分析(15章)
第10回演習3:GISで少し複雑な分析を行う
第11回演習4:GISで複雑な分析を行う
第12回地図の表現モデル(22章)
第13回参加型GISと社会貢献(26章)
第14回GISと未来社会(30章)
第15回まとめ