担当者 | 渡辺 隆治 | |
---|---|---|
学年・開講期 | 1年次 Ⅰ・Ⅲ [理工学部 情報科学科(通信課程)] | |
科目の種類 | 専門基礎 | |
クラス | メディア授業 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 4B104 |
理学・工学で用いられる数学の基礎である線形代数の基礎知識を習得するとともに、演習を通して計算能力を身に付けて、専門科目の教科書などを独習する力を高めるコースです。
行列、1次変換、逆行列、行列式、逆行列と連立1次方程式、行列の対角化と固有値、ベクトルの1次独立性について学習します。
LMSに準備された各回の教材により内容の理解を深め、各回に準備された演習問題を解くことにより計算能力の定着を図る授業です。
この科目は、情報科学科のディプロマポリシーの項目1に関連する科目です。
行列の演算ができる。
行列を用いた1次変換の取扱いができる。
行列式の計算と行列式の余因子による展開ができる。
逆行列の計算ができる。
クラメルの方法、掃き出し法、逆行列により連立1次方程式を解くことができる。
行列の固有値を求め対角化することができる。
科目修得試験により成績評価をします。科目修得試験における60点以上の得点を合格とします。
LMSに準備された各回の小テストの全てに解答し、かつ、その得点が全体の6割を超えていることを科目修得試験の受験資格とします。
LMSの掲示板に投稿された質問に対する回答によりフィードバックを行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 「工科の数学 線形代数(第2版)」 [第4章、第5章] | 田代嘉宏 | 森北出版 (ISBN 4-627-04922-6) |
参考文献 | 「理工系の数学入門コース(新装版) 線形代数」 | 戸田盛和、浅野功義 | 岩波書店 (ISBN 9784000298841) |
参考文献 | 「理工系の基礎 線形代数」 | 石原繁、浅野重初 | 裳華房 (ISBN 978-4-7853-1093-6) |
予習復習として、教科書の対応する箇所を学習して下さい。予習復習とLMSに準備された演習問題の解答を含む教材の学習時間の各回の平均が4.5~6時間程度となるように授業内容を準備しています。
高等学校数学の『数学Ⅰ』の「数と式」、『数学Ⅱ』の「図形と方程式」、『数学B』の「ベクトル」の理解を前提としていますので、その内容を事前に確認しておいて下さい。
LMSに準備された小テストの総得点が6割以上であることを科目修得試験の受験資格としたことに合わせ、小テストの受験回数を無制限にします。
科目修得試験では、参考資料等の持ち込みを禁止します。
科目修得試験には、各単元末の演習問題またはその類似問題を出題します。
高等学校用教科書はhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/mokuroku.htmより探せます。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 行列 :行列の定義 |
第2回 | 行列 :行列の演算 |
第3回 | 1次変換 :1次変換の定義 |
第4回 | 1次変換 :1次変換の積 |
第5回 | 逆行列 :連立1次方程式、逆行列 |
第6回 | 逆行列 :1次変換の逆変換 |
第7回 | 行列式 :行列式の定義 |
第8回 | 行列式 :行列式の性質 |
第9回 | 行列式 :行列式の展開、行列の積の行列式 |
第10回 | 逆行列と連立1次方程式 :n次の正方行列の逆行列 |
第11回 | 逆行列と連立1次方程式 :クラメルの方法、掃き出し法 |
第12回 | 連立同次1次方程式 :連立同次1次方程式 |
第13回 | 行列の固有値と対角化 :固有値と対角化 |
第14回 | 行列の固有値と対角化 :対称行列、直交行列 |
第15回 | ベクトルの1次独立性 :1次独立と1次従属、外積 |