心理学
担当者小林 麻衣
学年・開講期1年次 Ⅱ・Ⅳ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類総合基礎
クラステキスト授業
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー4A104

授業の概要(ねらい)

 心理学は、実証的科学です。研究の対象は「事実」であり、そのような意味でテレビや一般向けの書物を通じて流布される言説とは異なります。
 本講義では、心理学の諸研究がどのようにして「事実」を明らかにしているのかという「実証」の過程を明らかにします。具体的には、まず実証の過程を学び、その上で実際の心理学の実験研究について理解を深め、心理学の正しい知識を修得することを目指します。
 

授業の到達目標

学生は、心理学の知見をとおして、心理学の実証過程について正しく理解し、説明できる。心理学の基礎的な知識を身につけ、社会生活に役立てることができる。

成績評価の方法および基準

 課題レポート50%と試験50%で評価します。
 課題レポートは、下記の2つのテキストを読んだ上で記述してもらいます。レポートは①テキストの理解、②文章の構成、③自身の考察の3点から評価します。また、評価後にレポートを返却しフィードバックを行います。
 試験では、心理学の実験研究の考え方が理解できているかを確認する問題を出します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書高野陽太郎・岡隆 編)心理学研究法補訂版  有斐閣アルマ ISBN-10: 4641220867
ダン・アリエリー 予想どおりに不合理 早川書房 ISBN-10: 4150503915
参考文献

準備学修の内容

指定されている教科書を全章熟読して授業に臨んでください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回科学と実証
第2回実験と観察
第3回実証の手続き
第4回独立変数の操作
第5回従属変数の測定
第6回剰余変数の統制
第7回さまざまな実験法
第8回心理学に特有な問題
第9回調査法
第10回観察法
第11回検査法
第12回面接法
第13回研究の実施
第14回結果の解釈
第15回研究報告