担当者 | 室 幸市 | |
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学年・開講期 | 3年次 Ⅰ・Ⅲ [理工学部 情報科学科(通信課程)] | |
科目の種類 | 専門 | |
クラス | テキスト授業 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 4F301 |
授業のねらいは、音声や映像などの情報を遠方へ通信する仕組みを理解出来るようになることです。私達が利用している電気通信、移動体通信、マイクロ波通信などの通信方式に用いられている基本技術と仕組みについて学びます。アナログ・ディジタル変調方式、通信方式のシステム構成、主要技術を学びます。通信方式の基本システムや技術の理解を深める為、自宅で出来る学習法を説明します。
この授業ではディプロマポリシーの2と4に関する知識、技法を修得します。
(1) 学生は、通信方式の概要及び代表的な技術を説明出来る。
(2) 学生は、マイクロ波通信の特徴および代表的な多重通信方式の概要を説明できる。
(3) 学生は、アナログ変復調、ディジタル変復調の仕組みを説明出来る。
(4) 学生は、マイクロ波通信に不可欠な中継方式を説明出来る。
(5) 学生は、レーダの原理及び性能を表す指標を説明出来る。
・レポート【課題A】と【課題B】両方に合格した者に、科目修得試験の受験資格を与えます。
・成績の評価は科目修得試験(100%)で行います。
・レポート課題に対する添削によりフィードバック(内容の理解・技術文章として不十分な点の指摘)を行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | さしく学ぶ第一級陸上特殊無線技士試験 改訂2版』 (ISBN-13: 978-4274222566) | 吉村 和昭 | オーム社 |
教科書 | 『わかりやすい通信工学』 (ISBN-13: 978-4339007909) | 羽鳥光俊、菅原彪、矢次健志、小林一夫、和泉勲 | オーム社 |
教科書 | ・授業は教科書とサブテキストですすめます。 ・サブテキストはLMSにアップします。 | ||
参考文献 |
・授業内容に掲載した指示に従って学修します。授業学習・関連事項の学習・問題演習で1回あたり4時間半程度を見込んでいます。
・科目修得試験には教科書と学習ノート及び課題レポートや関数電卓の持込みが可能ですが、試験中に教科書を読んでの解答では合格出来ませんので十分に準備をして試験に臨んで下さい。
・第一級陸上特殊無線技士と第三級海上特殊無線技士免許の試験免除科目の一つです(20T~16Tのみ)。詳しくは履修要項をご覧下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 電気通信の基礎:電磁波工学の基本とアンテナの利得 |
第2回 | 電波伝播:高周波電波、電波可視距離 |
第3回 | アナログ変調:周波数変調の例 |
第4回 | ディジタル変調方式の概略 |
第5回 | ディジタル変調器の仕組み |
第6回 | ディジタル復調器の仕組み |
第7回 | 雑音指数:無線受信機の性能の指標 |
第8回 | 多重通信方式:基礎とパルス符号変調通信方式 |
第9回 | 多重化:パルス符号変調波の特徴、伝送速度と変調レート |
第10回 | 符号分割多重方式:移動無線通信 |
第11回 | 中継方式1:地上マイクロ波中継システム |
第12回 | 中継方式2:衛星通信システム |
第13回 | レーダ:仕組みと性能指標、パルスレーダ |
第14回 | 返却されたレポート【課題A】で指摘された課題への取り組み、まとめ |
第15回 | 返却されたレポート【課題B】で指摘された課題への取り組み、まとめ |