航空安全
担当者今井 道夫
学年・開講期4年次 前期  [理工学部 航空宇宙工学科]
科目の種類HPC
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー2E305

授業の概要(ねらい)

Human Factorsに立脚しながら、CRM,LOFT,事故事例等を学び安全への具体的な取り組みを学習します。この授業は主に講義形式ですが、適宜実習を行います。DP2に関する知識を修得します。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業においてヘリコプター運航の業務に携わっており、授業では、企業における実例や実体験、現場での課題などを題材とした議論等を行います。

授業の到達目標

航空安全確保のメソッドと取り組みを学習し、航空の安全とは何かを理解できるようになることを目標とします。

成績評価の方法および基準

小テスト(50%)、レポート内容(50%)の割合で評価します。テストの解答を解説します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書ヒューマンエラー 第3版小松原明哲 丸善出版、ISBN9784621304358
参考文献事故は、なぜ繰り返されるのか石橋明中央労働災害防止協会,ISBN978-4-8059-1027-6
参考文献ヒューマンファクターズへの実践的アプローチANAブックス・フジ
参考文献AIM-JJAPAJAPA,ISBN978-4-931160-02-6

準備学修の内容

予習として、授業終了時に指定した用語について調べてノートにまとめてから授業に臨んでください。(1時間)
復習として、事例研究を課しますので資料を調べてレポートにまとめ、次回の授業で発表してください。(2時間)成績評価の対象とします。

その他履修上の注意事項

適宜、小テストを行い理解度の確認をします。

授業内容

授業内容
第1回航空安全概論について学びます。
第2回ヒューマンエラーについて学びます。
第3回人間の能力の限界について学びます。
第4回錯誤と失念について学びます。   
第5回知識不足・技量不足のヒューマンエラーについて学びます。
第6回違反と背後要因について学びます。
第7回チームエラーとCRMについて学びます。
第8回安全文化について学びます。   
第9回安全に関する原理原則について学びます。
第10回航空安全と法体系、安全への取り組み、安全マネジメントについて学びます。
第11回安全支援装置について学びます。
第12回事故事例Ⅰについて学びます。   
第13回航空事故事例について学びます。  
第14回航空事故事例(ヘリコプター事故)について学びます。
第15回安全啓発運動の紹介及びまとめ,テスト