担当者 | 篠竹 昭彦 | |
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学年・開講期 | 3年次 後期 [理工学部 機械・精密システム工学科] | |
科目の種類 | 専門基礎 | |
区分・単位 | 選必 2単位 | |
科目ナンバー | 1J302 |
この授業では、以下の実験を通して、DP2、3、4、5に関する知識、技法、態度を修得する。
実験1.二重管熱交換器における伝熱特性:熱交換器の構造と特徴を理解する。伝熱機構を理解し、流量や並流、向流の違いによる伝熱量への影響を把握する。総括熱伝達係数を求め、既往の実験式と比較考察する。
実験2.実験モード解析とCAE振動解析:全周固定のパネルを用いて振動モード解析と有限要素モデルを用いた振動計算を行い、多自由度系の振動について理解を深める。
実験3.転がり軸受の起動摩擦:転がり軸受の起動摩擦を測定して、起動摩擦係数と摩擦モーメントを求める。この実験を通じて軸受の基礎知識を得る。
実験4.管路系における圧力損失:円管、オリフィス、ベンチュリ管内流れの圧力損失を測定し、管路系流動におけるエネルギー収支式を理解する。
理論的な学習と実験を行うことにより、機械工学の理解を深める。
材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の4力学と機械要素、機械工作に関する実験を行う。講義で学ぶ理論を実験で体験的に学習し、理解を深める。実験を行うにあたり、安全の心得、実験方法、実験装置や測定器の取り扱い方を学ぶ。実験によって実験データを得、グラフにして表すなどして、実験結果の整理法を学び、現象について深く考察する。実験レポートを作成し、実験内容の理解を確実なものとする。この実験カリキュラムを通じて、課題を発見・分析する能力、問題解決能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を身につける。
レポートにより評価します。実験に出席しない人は、レポートの提出資格がありません。レポートを提出しない人は、実験そのものを放棄したものとみなした評価点となりますので、レポートは必ず提出してください。
レポートが不十分な場合は、〈再提出〉として返却します。レポートの修正すべき箇所を指摘しますので、その箇所を修正して提出してください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 機械・精密システム工学実験 | 産図テクスト | |
参考文献 |
講義で学んだ材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の4力学と機械要素、および数学、物理学に関する学習をしておいてください。また、実験テキストや配布資料などをよく読んでおいてください(約1.5時間)。
テキストに書いてある“安全の心得”をよく守ること。体験型の学習であることを認識してください。自分の手を使って感じ、自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の鼻で匂いを感じたことは貴重な経験になるはずです。特別の理由がない限り、全員履修するようにしてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 【第1回】 ガイダンス 【第2回】 学生は4班に分かれて、実験を行う。割り当てられた1番目の実験テーマを行う。 【第3回】 前回と同じ、割り当てられた実験テーマについて2回目の実験を行う。 【第4回】 前回と同じ、割り当てられた実験テーマについて3回目の実験を行う。 【第5回】 新たに割り当てられた2番目の実験テーマについて1回目の実験を行う。 【第6回】 割り当てられた実験テーマについて2回目の実験を行う。 【第7回】 割り当てられた実験テーマについて3回目の実験を行う。 【第8回】 新たに割り当てられた3番目の実験テーマについて1回目の実験を行う。 【第9回】 割り当てられた実験テーマについて2回目の実験を行う。 【第10回】 割り当てられた実験テーマについて3回目の実験を行う。 【第11回】 新たに割り当てられた4番目の実験テーマについて1回目の実験を行う。 【第12回】 割り当てられた実験テーマについて2回目の実験を行う。 【第13回】 割り当てられた実験テーマについて3回目の実験を行う。 【第14回】 4番目の実験テーマについて15回目の発表会を行う。そのための準備、パワーポイントの作成を行う。 【第15回】 発表会を行う。パワーポイントを使用して発表する。 |
第2回 | |
第3回 | |
第4回 | |
第5回 | |
第6回 | |
第7回 | |
第8回 | |
第9回 | |
第10回 | |
第11回 | |
第12回 | |
第13回 | |
第14回 | |
第15回 |