情報基礎2
担当者朝比奈 雅志
学年・開講期2年次 前期  [理工学部 バイオサイエンス学科]
科目の種類専門基礎
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー5A102

授業の概要(ねらい)

コンピューターやスマートフォンなどの情報電子機器は日常生活になくてはならないものとなっていますが、大学における学習や研究にも必要不可欠なものです。情報基礎2では、バイオサイエンスを学ぶ上で必要となるIT技術の利用方法の基礎を学びます。この授業では、DP2,DP3,DP4の知識や能力を修得できます。

授業の到達目標

コンピューターをバイオサイエンスの様々な分野に応用できるようになるために、以下のような項目を習得することを目標とします。
1.実験データの処理や解析方法の基礎が理解できる。
2.化学構造式描画用ソフトを用いて、簡単な構造式や化学反応式が描けるようになる。
3.データベースにアクセスしてタンパク質や核酸の立体構造を表示し、簡単な解析ができるようになる。
4.バイオインフォマティクスの初歩が理解できる。
5.以上のことを利用してレポートや科学論文が書け、発表(プレゼンテーション)ができるようになる。

成績評価の方法および基準

毎回実習を行い、課題の提出を求めます。これらの提出物の点数の合計により評価します。定期試験は行いません。
作成したパワーポイントファイルを用いてプレゼンテーションをしてもらう中でフィードバックを行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用しません。必要に応じて資料やプリントを配布します。
参考文献特にありません。

準備学修の内容

あらかじめ配布する資料をよく読んで、キーワードをインターネットなどでよく調べてノートにまとめておいて下さい(0.5時間)。また、各テーマごとに課題レポートの作成し提出してもらいます(1時間)。

その他履修上の注意事項

特にありません。

授業内容

授業内容
第1回最小二乗法によるデータの解析1 考え方と計算法
第2回最小二乗法によるデータの解析2 課題による実習
第3回コンピューターを用いる化学構造式の描き方1 Symyx Drawの基本操作1
第4回コンピューターを用いる化学構造式の描き方2 Symyx Drawの基本操作2
第5回コンピューターを用いる化学構造式の描き方3 様々な天然有機化合物の作成
第6回コンピューターを用いる化学構造式の描き方4 β-ラクタム系抗生物質の生合成経路の作成
第7回立体構造表示ソフトによる生体高分子の表示と解析1 raswinのインストール
第8回立体構造表示ソフトによる生体高分子の表示と解析2 PDBの概要
第9回立体構造表示ソフトによる生体高分子の表示と解析3 raswinの使い方
第10回立体構造表示ソフトによる生体高分子の表示と解析4 課題による演習
第11回バイオインフォマティクス入門 NCBIデータベースからの遺伝子情報の取得
第12回バイオインフォマティクス入門 CLUSTALWによる分子系統樹の作成
第13回パワーポイントによるプレゼンテーション入門 スライドの作成
第14回パワーポイントによるプレゼンテーション入門 プレゼンテーション実践
第15回まとめ