担当者 | 宮崎 誠 | |
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学年・開講期 | 1年次 前期 [理工学部 情報電子工学科] | |
科目の種類 | 専門基礎 | |
区分・単位 | 必修 2単位 | |
科目ナンバー | 3F101 |
情報社会に生きる私たちにとって、情報通信技術(ICT)について理解し、スキルとしてのICTを身に付けておくことが重要です。この科目では高等学校までに修得した情報活用の実践力、コンピュータの活用力、情報社会についての知識、コミュニケーション力を確実なものにすると共に、情報倫理やモラルなど、情報社会に参画する適切な態度を身につけます。特に、大学における学修のために自分のパソコンを使いこなせるようにすることを目指します。また、これからの大学生活においてベースとなる友人関係を築くことも大切な目標です。
この科目では情報電子工学科ディプロマポリシーDP2に関する力を高めます。
大学における学修や生活のために十分なICT能力を修得することを目標とします。具体的には以下の通りです。
・コンピュータの基本操作、ファイル管理、大学に設置されたプリンタの利用ができる。
・学習支援情報システムを活用して学習を進めることができる。
・英字および日本語の入力において、キーボードを見ずにタイピングができる。
・電子メールの送受信やウェブページ閲覧ができる。
・ワープロソフト、表計算ソフトを利用することができる。
・プレゼンテーションソフトを利用してプレゼンテーションができる。
・情報倫理・情報モラルについて理解し、適切な態度で情報社会に参画できる。
・情報システム、コンピュータネットワーク,情報技術について用語の意味などを説明できる。
合格のためには、以下の条件を満たす必要があります。
(1)必須の課題レポートを提出すること、(2)プレゼンテーション発表を行うこと。
合格者に対して、課題35%、小テストと理解度テスト30%、各種チェックリストと情報倫理ビデオ視聴10%、プレゼンテーションとそのポートフォリオ20%、タイピングの練習・修得状況5%の割合で考慮して評価します。
課題へのフィードバックはLMSの上で行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 改訂新版「よくわかる情報リテラシー」 | 岡本敏雄監修 | 技術評論社 ISBN978-4-7741-9142-3 |
参考文献 |
教材はLMSに掲載し、毎回の授業で学習ガイドを配付します。予習事項については前の回の学習ガイドに書かれていますので、しっかりと準備して授業に臨んで下さい。授業後には宿題として指定された学習活動を行い、指定された提出物をLMSへ提出します。およそ、予習に1時間、宿題の学習活動と復習に2時間を見込んでいます。
2020年度から情報電子工学科ではパソコン必携となっていますので、自分のパソコンを持参して下さい。3年生以上の過年度生については授業時間のみパソコンを貸し出します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(大学における情報システムの概要、IDとパスワードの管理を主に学びます) |
第2回 | 電子メールとビデオ会議システム(電子メールの操作・マナー、掲示板の利用方法、ビデオ会議システムの利用方法を学びます) |
第3回 | ファイル管理とタイピング練習(ファイル管理、タッチタイピングを習得するための練習方法、ワープロ・表計算ソフトなどオフィスソフトのインストールについて学びます) |
第4回 | スマートフォン活用とオフィスソフト(学修のためのスマートフォン活用とオフィスソフトの基本操作を学び、情報倫理教材による学習を開始します) |
第5回 | 文書作成とプリンタ(大学のプリンタの使い方とワープロの基本操作を学び,後半は図を入れた案内状などの簡単なビジネス文書の作成実習をします) |
第6回 | ネットワークの仕組みと図の作成 (前半は教科書3章の前半について学習し、後半は描画について学びます) |
第7回 | ネットワークの仕組みと問題演習 (前半は教科書3章の後半について学習し、後半は小テストによる問題演習を行います) |
第8回 | 表計算ソフトの概要(表計算ソフトで、表の作成と計算、グラフの作成を行う方法を学習します) |
第9回 | 問題解決演習(1)(問題解決手順について学び、チームに分かれて製品購入を例とした問題解決演習を開始します) |
第10回 | 問題解決演習(2)とプレゼンテーションの方法(まずチームで問題解決演習を行い、後半は教科書8章のプレゼンテーションの方法を学びます) |
第11回 | 問題解決演習(3)(良いプレゼンテーションがどのようなものかを考え、問題解決演習結果をプレゼンテーションできるように準備します) |
第12回 | プレゼンテーションの収録 (コンピュータ上でプレゼンテーションを収録する方法とビデオ配信サービスを利用した配信について学び、問題解決結果のプレゼンテーションを収録します) |
第13回 | 問題解決演習プレゼンテーション(問題解決演習結果を個人でプレゼンテーションして、相互評価を行います。また、プレゼンテーションビデオを視聴し合って相互評価を行います) |
第14回 | プレゼンテーションの振り返りとeポートフォリオ (前半はプレゼンテーションの相互評価をもとに自己評価を行います。後半はeポートフォリオとは何かを理解した上で、今後の学修で用いるプレゼンテーションのeポートフォリオを作成します) |
第15回 | ポートフォリオの相互評価、理解度テストとまとめ(プレゼンテーションポートフォリオの相互評価を行い、それをもとにポートフォリオを改善します。情報倫理や情報技術の基礎に関する理解度テスト、タッチタイピングの修得度確認と授業全体の振り返りを行い、そのフォローのための演習を行います) |