教職実践演習
担当者古家 正暢
学年・開講期4年次 後期  [医療技術学部 柔道整復学科]
科目の種類教職
区分・単位教必 2単位
科目ナンバー9D402

授業の概要(ねらい)

 この授業は、教職課程やその他の授業および教育実習での学びを振り返ることによって、教員として必要な資質・能力が身についているかについて総点検します。
 この授業は、これまでの学びのすべてを振り返り統合するとともに、教員になる上での課題を明確にすることをねらいとします。
 この授業は、グループによるダイアローグ・プレゼンテーションなど、能動的な学習を中心に進めていきます。 

授業の到達目標

 本授業では、次の4つを目標とします。
(1) これまでの学びの履歴を振り返り、自らの課題を明確にし克服する力を身につける。
(2) 教師としての使命や理想の教育像を説明できる力を身につける。
(3) 生徒や学校の状況に応じて、適切な指導を行う力を身につける。
(4) 教科の特質に根ざした教材研究を行うとともに、指導技術を駆使して学習指導を行うことのできる力を身につける。 

成績評価の方法および基準

〇エッセイ(教育実習の振り返り・講演会の感想・教職課程の振り返り等) 50%
〇各種ダイアローグにおける発言・発表 25% 
〇模擬授業後の協議会・プレゼンテーション 25%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書必要なプリントやワークシートを配付します。
 
参考文献

準備学修の内容

〇第1回の授業前に、「教職カルテ」をPDFで出力の上、プリントアウトして持参する。
〇「教職カルテ」を読み、これまでの学習内容を振り返り簡単なメモを準備する(1時間程度)
〇教育実習を「教育実習日誌」や研究授業の指導案から振り返り簡単なメモを準備する(2時間程度)。
〇教育に関する報道ニュースに興味・関心を持ち、毎日最低でも1時間程度は新聞および本を読む習慣をつける

その他履修上の注意事項

*現職教員による講話は、先方の都合により実施回が前後する場合があります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス 
 エッセイ「教育実習を終えて、今、感じること」
第2回教育実習の振り返り
 「教育実習日誌」の指導教諭によるコメントを中心に
第3回ダイアローグ「教育実習で困ったことを共有しよう」
 授業づくり・生徒との関係づくりを中心に
第4回研究授業で実践した珠玉の模擬授業を公開しよう:Ⅰ
 相互評価を行うとともに省察を行う
第5回研究授業で実践した珠玉の模擬授業を公開しよう:Ⅱ
 相互評価を行うとともに省察を行う
第6回講演会:Ⅰ 「若手の現職教員の講話」
 現代の学校における教育実践と教職について考察する
第7回学校における危機管理上の課題
 「教員のメンタルヘルス(心の健康)」を考える
第8回講演会:Ⅱ 「ベテランの現職教員の講話」
 現代の学校における教育実践と教職について考察する
第9回ダイアローグ 映像資料をもとに生徒指導のありかたを考える
 「もしも私が、この学校に赴任するとしたら…」
第10回教育相談活動:Ⅰ
 ダイアローグ「生徒指導:いじめに関する事例研究」
第11回教育相談活動:Ⅱ
 ダイアローグ「生徒指導:不登校に関する事例研究」
第12回教育相談活動:Ⅲ
 ダイアローグ「生徒指導:問題行動・非行に関する事例研究」
第13回教員の不祥事
 ダイアローグ「教員の不祥事(体罰・情報紛失・セクシャルハラスメント等)について考える」
第14回振り返り:Ⅰ 「教職課程3か年半の学びの振り返り」
 「教育実習日誌」・「教職カルテ」をもとに、理想の教師像・今後の課題についてエッセイを作成する。
第15回振り返り:Ⅰ 「教職課程3か年半の学びの振り返り」
 「教育実習日誌」・「教職カルテ」をもとに、理想の教師像・今後の課題についてエッセイを作成する。