情報基礎2
担当者宮崎 誠
学年・開講期1年次 後期  [理工学部 情報電子工学科]
科目の種類専門基礎
クラスA
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー3F102

授業の概要(ねらい)

 情報基礎1で身に付けた情報通信技術(ICT)の力をさらに高め、情報機器を用いて文書、発表資料を作成する力と情報を収集、伝達する力を修得します。自分のPCを活用して情報収集と発信、文書作成、データの集計や分析、プレゼンテーションに関する実習課題に取り組みます。この科目はDP2に関連します。

授業の到達目標

ICTを活用した情報収集 、情報発信、文書作成、表計算、プレゼンテーションができるようになることを目標とします。具体的には以下の通りです。

・簡単なウェブページを作成することができる。
・表計算ソフトを用いた基本的な統計処理やグラフ作成ができる。
・表計算ソフトを用いてピボットテーブルやフィルタリングを用いたデータの分析ができる。
・表計算ソフトを用いて簡単なモデリング・シミュレーションができる。
・レポートについて理解し、文書作成ソフトを活用したレポートを書くことができる。
・指定された書式の文書を作成することができる。
・情報を伝える際のトピックの構成方法を理解し、実践できる。
・プレゼンテーションソフトを使用して、わかりやすいプレゼンテーションができる。
・情報収集時や情報発信時に注意すべき事項を説明できる。
・電子メールの送受信を適切に行うことができる。
・英字および日本語の入力において、キーボードを見ずに速くタイピングができる。

成績評価の方法および基準

毎回の授業で、課題を出題します。すべての課題はLMSから提出するものとし、採点結果は個別にフィードバックします。必要に応じて、翌授業時にフィードバックする場合もあります。授業で課された「すべての必須課題を受理されること」と「プレゼンテーションを実施すること」の2つの条件を満たせば合格とします。合格者に対して、課題75%、プレゼンテーションおよびポートフォリオ10%、小テスト・ワークシート15%の割合で成績をつけます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書改訂新版「よくわかる情報リテラシー」
ISBN978-4-7741-9142-3
岡本敏雄監修技術評論社
参考文献

準備学修の内容

毎回の授業の教材は、前もってLMSに掲載されます。LMSの教材を使ってしっかりと予習をして授業に臨んでください。また、ほぼ毎回、小テストや課題など何らかの宿題が示されますから、期日までに提出するようにしてください。授業前に1時間以上の準備学習、授業後の課題の取り組みに1時間以上が必要です。

その他履修上の注意事項

2020年度から情報電子工学科ではパソコン必携となっていますので、自分のパソコンを持参して下さい。自分のパソコンを持っていない過年度生については授業時間のみパソコンを貸し出します。
この科目はJABEE対応プログラムの必修科目で,学習・教育到達目標中項目2-2に対応しています。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション(タイピング練習・メールの使用方法を確認し、情報収集や情報発信での注意点を学びます)
第2回ウェブサイトの構築(1)(HTMLを使って簡単なウェブサイトを作成し、学内で公開します。)
第3回ウェブサイトの構築(2)(図や表を加えた複数のウェブページを作成します。)
第4回ウェブサイトの構築(3)(スタイルシートを使って統一感のあるウェブサイトを作成します)
第5回話の構成法とスタイルを使った文書作成(SDSという明確に情報を伝える際の話の構成方法を学び、ワープロのスタイル機能を修得します)
第6回レポートの構成方法(テキスト5章でレポートについて学ぶとともに,ワープロのアウトライン機能を修得します)
第7回レポート作成演習(与えられたテーマに対して調査・検討を行い,レポートを作成します。
タッチタイピングの確認も行います)
第8回表計算ソフトの活用(1)(表計算ソフトで、データの集計、グラフ作成 について学習します)
第9回分析計画(第12回から第13回にかけて、自分で「問い」を立てて、データを探し、分析して結論を導く演習を行います。)
第10回表計算ソフトの活用(2)(データ分析の基本やデータのまとめ方につて学習します)
第11回表計算ソフトの活用(3)(テキスト7章をもとに、表計算ソフトを使ったシミュレーションや予測の方法を学びます)
第12回表計算ソフト自由課題(第9回で立てた問いについて,データを収集し分析して、レポートにまとめます。)
第13回プレゼンテーション準備
第14回プレゼンテーション(プレゼンテーションを行い,相互に評価し合います。)
第15回まとめ(ポートフォリオの作成と授業の振り返りをします。)