農山村論Ⅰ
担当者林田 朋幸
学年・開講期2年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類地域社会・産業系科目
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー8D203

授業の概要(ねらい)

主に日本における農山村社会について、多様な事例を通して概説します。家とむらに着目して、農山村社会の仕組みについて説明します。調整がつけば、外部講師を招いて農山村の事例に関する講演・ワークショップを2回程度予定しています。 この授業では、特に地域経済学科の学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP1・DP2に関する知識・態度を修得します。

授業の到達目標

日本の農山村社会の仕組みを具体的に説明することができる。

成績評価の方法および基準

平常点とテストで評価します。得点配分は平常点50%、テスト50%です。 平常点は小レポートや質疑応答等を基に評価します。テストは論述式で、知識の修得度と応用力を問います。フィードバックは全授業が終了後に、希望者に対して口頭で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用しません。講義プリントを配布します。
参考文献家と村の社会学 増補版鳥越皓之世界思想社、ISBN:978-4790704799
参考文献むらの社会を研究する―フィールドからの発想日本村落研究学会農山漁村文化協会、ISBN:978-4540061516
参考文献むらの資源を研究する―フィールドからの発想日本村落研究学会農山漁村文化協会、ISBN:978-4540063053

準備学修の内容

講義の事前学習として、資料を配付する場合があります。これを通読し、分からない語句は辞書等で調べ、ノートにまとめるようにして下さい(1時間)。事前学習でまとめたノートは、授業時に持参するようにして下さい。事後学習として、配布資料の復習及び図書・新聞・WEB等で授業と関連する事例を調べ、ノートにまとめるようにして下さい(2時間)。

その他履修上の注意事項

農山村論Ⅱとは相関関係にあります。原則として、授業中は携帯電話・PCの使用を禁止します。携帯電話・PCの使用が必要な際には適宜指示します。また、授業中の私語は禁止とします。受講者の関心や授業の進行状況等により、授業内容が変更となる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、農山村社会をどう捉えるか
第2回家の構成
第3回家の先祖
第4回同族・親類
第5回家屋・墓の管理事例
第6回むらの枠組
第7回むらの領域
第8回むらの役職・協議の方法
第9回むらの財政・協同労働
第10回親分・子分関係
第11回年齢階梯制
第12回講・組
第13回むらの伝統文化
第14回農山村での調査手法
第15回テスト、まとめ