運動器リハビリテーション
担当者大塚 博史
学年・開講期3年次 前期  [医療技術学部 柔道整復学科]
科目の種類専門分野
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー7C204

授業の概要(ねらい)

柔道整復領域における手技療法、運動療法、物理療法について学修します。
これらの治療法は柔道整復学では「後療法」といわれる領域ですが、単に骨折や脱臼に対して徒手整復を施した「後の療法」としてだけではなく、リハビリテーションの理念を踏まえて治療方法の基礎を学習します。
それぞれの治療法が原理・原則に則って行われているかを理解し、損傷に応じた治療法の選択ができるように講義を進めます。
また、国家試験には当該分野からも多く出題されるので、国家試験も見据えて授業を行います。
定期的に小テストを行い、当該範囲の理解を深め、問題の解説時にはグループディスカッションも行います。
この授業ではDP2に関する知識を修得します。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は医療機関(整形外科・リハビリテーション科)で従事しており、授業では、臨床例、課題などを題材とした講義、実習を行います。

授業の到達目標

本講義は柔道整復学における運動器外傷の保存的治療(手技療法、運動療法、物理療法)に関する基本を理論的に習得することを目標とします。
また、国家試験を見据え、当該範囲の理解を深めます。

成績評価の方法および基準

期末筆記試験(100%)で評価を行い、60%以上を取得した者を合格とします。
2/3以上の出席がない学生の評価は行いません。
全体に対するフィードバックとして、第15回授業でまとめと振返りを行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書リハビリテーション医学 改訂第4版全国柔道整復学校協会 監修南江堂
教科書柔道整復学・理論編 改訂第6版全国柔道整復学校協会 監修南江堂
参考文献

準備学修の内容

予習としてLMSで指定された課題についてまとめてから授業に臨んで下さい。
教科書の指定の部を読み(授業内容の項目およびLMS)、全体の概要をとらえておき、難読と思われる用語については事前に読めるよう調べて下さい。
復習としてLMSで指定された項目についてまとめ、さらに確認問題を解いて下さい。
およそ予習に1時間、課題と問題解答の復習に2時間を見込んでいます。

その他履修上の注意事項

① 座席は教員が指定します。
② 7.授業内容に沿って授業を進めますが、状況により調整を行う場合があります。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回柔道整復領域での後療法とリハビリテーション
第3回物理療法の基礎知識
第4回温熱療法
第5回寒冷療法と温冷交代浴
第6回光線療法(赤外線、紫外線、低出力レーザー)
第7回電気療法(電気刺激療法、超音波療法、電磁波を用いた治療法)
第8回牽引療法(頸椎、腰椎)、その他の物理療法
第9回運動療法の基礎
第10回関節可動域運動
第11回筋力増強運動
第12回介護予防、生活のための運動療法
第13回全身性の運動療法
第14回手技療法
第15回授業のまとめ