担当者 | 夜久 仁 | |
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学年・開講期 | 2年次 前期 [経済学部 地域経済学科] | |
科目の種類 | 演習系科目 | |
区分・単位 | 必修 2単位 | |
科目ナンバー |
この授業は、演習です。使用テキストを輪読します。担当者が分担部分の要旨を作成して報告し、それに対して他のゼミ生が質問をし、さらに意見を発表して討議してもらう予定です。 自分の見解をしっかり発表して下さい。
この授業ではDP1・2・3に関する知識、技法、態度を習得する。
地方自治は、国(中央政府)と地方団体(地方政府)との間の事務・権限・財源の分配の問題としてとらえることができま
す。このような国(中央政府)と地方団体(地方政府)との関係は、明治時代初期に地方自治制度が創設されて以来幾多の変遷を重ねてきています。 本演習においては、学生は、今日における国と地方との関係という問題に関して、理解を深めることができることを目標とします
発表内容、質問内容及び意見の内容を基準とします。
フィードバック方法に関しては、演習Ⅰの初回授業時に説明を行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | ①『ホーンブック 地方自治(新版)』 | 礒崎初仁ほか | 北樹出版、2020年3月刊行 |
参考文献 | ②『山縣有朋の挫折ー誰がための地方自治改革』 | 松元崇 | 日本経済新聞出版社、2011年、ISBN978-4-532- |
参考文献 | ③『憲法と国家予算の理論』 | 夜久仁 | 第一法規、2016年、ISBN978-4-474-05669-5 |
①演習参加者は、使用テキストを一読しておいてください。特に次回の学習範囲は良く読んでおいてください(毎回1時間程度)。具体的な準備学習の範囲は、演習開始時に書面にて指示します。 ②報告担当者は、レジュメ作成に15時間程度の時間を取ってください。 ③また、報告担当者は、演習時に参加者から出た質問でその場では答えられなかったものがあるときには、次回までに調べて再度報告してください。さらに自分が報告した内容に関して参加者から出た意見を参考にして再検討し、必要に応じてレジュメを修正してください。これらの作業にも15時間程度の時間を取ってください。
本演習においては、主に教科書①を使用します。地方自治制度論Ⅰ・Ⅱと共通の教科書です。 演習Ⅰにおいては、制度論の第1章~第4章、機構論の第5章~第7章、管理論の第16章~第19章を取り上げます。参考書②は、明治初年以来昭和前期に至るまでの間の日本の地方自治制度の変遷を辿っています。 参考書③は、憲法と予算制度に関する説明です。参考までに読んでおいて下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス 次回以降の準備学習の範囲も指示します。 |
第2回 | 第1章 自治体と地方自治制度 地方自治体の概念、存在根拠、地歩自治制度の国際比較など。 |
第3回 | 第2章 日本の地方自治制度の歴史 日本の地方自治制度の創設と発展の概観 |
第4回 | 第3章 地方分権改革 1990年代後半から進められた地方分権改革の説明。機関委任事務の廃止、法定受託事務の創設など。 |
第5回 | 第4章 都道府県と市区町村 都道府県と市区町村という二層制の地方自治制度の概観と最近における二層制を巡る諸問題。 |
第6回 | 第1章から第4章までのまとめ |
第7回 | 第5章 自治体の統治構造 我が国の地方自治制度の制度原理といわれる二元代表制の概観と実情 |
第8回 | 第6章 首長と執行機関 ①二元代表制のうちの首長の説明と②首長以外の執行機関を定める執行機関多元主義の説明 |
第9回 | 第7章 議会と議員 二元代表制のうちの議会の説明と実情 |
第10回 | 第5章から第7章までのまとめ |
第11回 | 第16章 自治体の組織管理 ①ピラミッド型組織の特徴と②ピラミッド型組織における分業と意思決定の説明 |
第12回 | 第17章 財政運営と財政改革 地方財政制度の概観と個別自治体の財政運営の説明 |
第13回 | 第18章 職員の職務と人事管理 地方公務員制度の概観 |
第14回 | 第19章 行政統制と自治体改革 自治体における行政統制の仕組みと自治体改革の試み |
第15回 | 第16章から第19章までのまとめ |