特別支援教育論
担当者清水 浩教員紹介
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類教職
区分・単位教必 1単位
科目ナンバー9F305

授業の概要(ねらい)

 様々な要因によって障害の重度・重複化、多様化などが進み、文部科学省(2012)の調査によると通常の学級にも 6.5%の割合で特別な支援が必要な子どもたちが在籍している。そのような背景の中で障害のある子どもの教育に対す る社会的なニーズも多様化してきている。この講義では、「特殊教育」から「特別支援教育」に転換された障害児教育 の理念や制度と現状を学ぶとともに、子ども一人ひとりの教育的ニーズや今日的な課題に対応できる特別支援教育の在り方について理解を深めていく。

授業の到達目標

1.障害理解の基本となる理念や歴史的変遷について説明することができる。
2.特別の支援を必要とする児童の障害特性や心身の発達について、幼児期から思春期・青年期までの連なりの中にある児童期の特色として説明することができる。
3.様々な障害による困難について、幼児期から思春期・青年期までの連続性を意識しながら、主に児童の理解や指導・援助の方法について説明することができる。また、幼児に関
しては、保育内容との関係で幼児の理解、保育の方法について説明することができる。
4.特別の支援を必要とする幼児、児童の個別の教育課程を立案し、支援の方法を説明できる。
5.母国語や貧困等、の障害とは異なる理由で特別の支援を必要とする幼児、児童の生活上及び学習上の困難を理解している。

成績評価の方法および基準

レポート(30%)、及び定期試験(70%)により総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領海文堂出版株式会社海文堂出版株式会社

準備学修の内容

 教育法令(教育基本法、学校教育法、学校教育法施行規則等)等を通して、特別支援教育の法的根拠の修得に努める。また、毎授業で得られた知識及び考えを整理し、疑問点やさらに理解を深めたいことについてまとめる。

その他履修上の注意事項

・障害者の教育や福祉に関する社会の動きに関心を持ち、自ら調べ、問題点をまとめ、把握する。
・幼児期から学齢期及び生涯にわたって生きることの困難さを抱えた人の自立と社会参加を支援する視点に立ち、学校教育現場のみならず、様々な社会的な環境において必要な配慮について考えて欲しい。

授業内容

授業内容
第1回ICFを基盤とした障害理解と近年のインクルーシヴ教育の制度・理念の理解
第2回特別の支援を必要とする幼児児童生徒の心身の発達(1)
中学生段階の発達・学習過程と障害特性の影響
第3回特別の支援を必要とする幼児児童生徒の心身の発達(2)
高校生段階の発達・学習過程と障害特性の影響
第4回視覚障害及び聴覚障害等の学習上・生活上の困難の理解と援助
第5回知的障害の学習上・生活上の困難の理解と援助
第6回肢体不自由及び病弱等の学習上・生活上の困難の理解と援助
第7回特別支援教育コーディネーターによる関係機関や家庭との連携
第8回個別の指導計画と教育支援計画(就労移行支援の計画を含む)
まとめと定期試験
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回