担当者 | 荒井 良雄 | |
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学年・開講期 | 2年次 後期 [経済学部 地域経済学科] | |
科目の種類 | 地域社会・産業系科目 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 8C207 |
地域マーケティングⅡでは、地域マーケティングの分野のなかでも、特に重要な観光を取り上げます。この授業では、明治以前から最近にいたる日本の社会や経済の変化の中で、どのような観光が生まれ、変化してきたのかを追うことによって、観光と地域との関係を考えます。さらに、地域に寄与する観光のあり方を、比較的最近の日本での具体的事例を取り上げて検討します。この授業は、DP2の基礎となります。
学生は、マーケティングに関する応用的なテーマである観光に関するな知識を学び、観光を軸とする地域の振興に関わるさまざま問題にマーケティングの考え方を用いて取り組む能力を身につけます。
期末試験(60%)を基本とし、中間での複数回の小テスト、小リポート、授業でのディスカッション等(計40%)も加味して評価します。小テスト・リポート、ディスカッション等へのコメントがフィードバックになります。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は指定せず、毎回、講義資料を配布します。 | ||
参考文献 | 授業中に適宜紹介します。 |
授業で触れる時代背景や地域の状況などについて、授業後に自分で文献や記事等の情報を集めてメモを作り、理解を深めることが必要です。インターネットからの情報収集も有効です。一方、歴史的な事象の理解のためには、その時代背景を正しく理解することが必要ですが、そのためには、高等学校で学習する歴史や地理の知識を授業の前にもう一度確認し、メモを作成しておくことが役立ちます。これらの準備学修のために1回あたり2〜3時間を要すると考えられます。
授業で出てくるようなさまざまな地域や歴史についての基礎的な知識を身につけるための基礎作りには、新聞を毎日ていねいに読む習慣を付けることが役立ちます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(本授業のねらいと構成) |
第2回 | 日本と世界の観光の動向:観光白書の最新データから(1)。事前に観光白書の当該部分に目を遠し、メモを作成しておくことが求められる。次回も同様 |
第3回 | 日本へのインバウンド観光:観光白書の最新データから(2) |
第4回 | 江戸・明治時代の観光:お伊勢参りと外国人来訪。取り上げた事例について、授業後に自分で情報を収集し、メモを作成すること。(以下、各回とも同様) |
第5回 | 大正・昭和初期の観光:伊勢参宮修学旅行と文化人たちの外国旅行 |
第6回 | 高度成長のはじまりと観光:東京オリンピックと大阪万博 |
第7回 | ディスカバージャパンの時代 |
第8回 | テーマパーク観光の幕開け:東京ディズニーランドと都市型観光 |
第9回 | リゾート法の顛末:トマムリゾートと地方開発 |
第10回 | 中間まとめ |
第11回 | 地方発の観光開発:由布院 |
第12回 | カルチャーイベントと観光:ゆふいん音楽祭とサイトウキネン |
第13回 | 最近の観光動向(1):フードツーリズムとグリーンツーリズム |
第14回 | 最近の観光動向(2):アニメ聖地巡礼 |
第15回 | まとめ・総括 |