担当者 | 荒井 良雄 | |
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学年・開講期 | 1年次 前期 [地域経済政策学専攻 博士前期課程(修士課程)] | |
科目の種類 | 専門 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー |
地方都市の振興にはさまざまな難しさがありますが、近年、注目されている地方都市振興の方向として、ものづくりと文化を結びつける「創造都市」と呼ばれる都市づくりの考え方があります。この授業では、「創造都市」に関する基本的な文献について討論することを通じて、地方都市の将来をどのように切り開くことができるかを考えます。この授業は、この授業は、DP1〜2に対応します。
学生は、基本的なテキストを丁寧に読解する能力を身につけるとともに、関連する地方都市に関する情報を自力で収集して、報告・討論する力を身につけます。
この授業は演習方式をとり、参加者によってテキストを輪読し、さらに関連する文献、資料等について報告してもらいます。また、各回の授業の後半には報告内容を検討します。成績は、報告内容(60%)および議論への対応状況(40%)に基づいて評価します。参加者には、この討論を通じて、フィードバックされます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『創造都市への挑戦―産業と文化の息づく街へ 』 | 佐々木雅幸 | 岩波現代文庫,2012,ISBN: 978-4-0060-3242-5 |
教科書 | 『創造都市への展望―都市の文化政策とまちづくり』学芸出版社、ISBN: 978-4-7615-3152-2 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構 | 学芸出版社,2007,ISBN: 978-4-7615-3152-2 |
参考文献 | 授業中に、適宜紹介します。 |
テキストとして用いる文献の事前読解および関連資料の収集、報告レジュメの準備、事後のレジュメ修正等のために、少なくとも3時間を必要とします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業概要の解説、授業の進め方に関するガイダンス |
第2回 | 「世界都市」と地方都市 |
第3回 | 佐々木雅幸(2012)「「創造都市」の登場とその系譜」の検討。報告レジュメの事前作成および授業後の修正が求められます。(以下、同様) |
第4回 | 佐々木雅幸(2012)「創造都市・ボローニャへの招待(職人企業論)」の検討 |
第5回 | 佐々木雅幸(2012)「創造都市・ボローニャへの招待(文化・福祉行政と協同組合)」の検討 |
第6回 | 佐々木雅幸(2012)「内発的創造都市をめざす金沢」の検討 |
第7回 | 佐々木雅幸(2012)「創造都市への多様なアプローチ」の検討 |
第8回 | 佐々木雅幸(2012)「産業と文化と「創造の場」を作る4つの現場から」の検討 |
第9回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「芸術の森とパシフィック・ミュージック・フェスティバル、モエレ沼公園」の検討 |
第10回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「盛岡ブランドによるまちづくり」の検討 |
第11回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「様な文化政策を実践する仙台のまちづくり」の検討 |
第12回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「クリエイティブシティ・ヨコハマの挑戦」の検討 |
第13回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「「文化」を生かした産業都市へ」の検討 |
第14回 | 佐々木雅幸・総合開発研究機構(2007)「モデル都市アイランドシティでの試み」の検討 |
第15回 | 総括討論 |