担当者 | 木谷 厳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | ENL-302 |
前期からの続きとして、大学入学までに学んできた英文法を基礎から確認し、その知識を応用的に深めながら、将来中学校あるいは高等学校の英語教員として指導をおこなうために必要な英語力を身につけます。
授業では、はじめにその週ごとのテーマとなる文法事項について、「なぜそのような言い方をするのか」、「なぜその言葉を使う必要があるのか」、「意味が似ているように思われる助動詞や動詞に、ぞれぞれどのような違いがあるのか」といった広義の言語文化的側面に意識をはらいながら解説をおこないます。また、さまざまな文法事項を用いた日常会話に役立つフレーズを実際に理解確認しつつアウトプットする練習や理解確認のディスカッションも取り入れる予定です。なお、学期末の試験のみならず、授業で学んだことの確認テストも毎回実施します。
・様々な英語の文を読んだり、聴いたりしたときに、目的や場面、状況等に応じて英語を使用することができる。
・複数の領域を統合した言語活動を遂行するための文法的な基礎を身につける。
・英語教育の文法指導だけではなく「国際語としての英語」という文化的側面にも意識をはらうことができる。
・毎回課される提出課題の成果 30%:各回のテーマとなる英文法のしくみを、英語圏文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・学期末の筆記試験の成果 45%:学期をつうじて学んできた英文法のしくみを、英語圏文化の観点とあわせて理解し説明できるかを評価します。
・平常点 25%:授業への参加・貢献度、受講態度(積極的かつ協調的に学ぶ態度等)の状況を基準とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は用いず、教員が資料を準備する。 | ||
教科書 | |||
参考文献 | 『ハートで感じる英文法 決定版』 | 大西泰斗、ポール・マクベイ | NHK出版 |
参考文献 | 『表現のための実践ロイヤル英文法』 | 綿貫陽、マーク・ピーターセン | 旺文社 |
参考文献 | 『即戦力がつく英文法』 | 日向清人 | DHC出版 |
参考文献 | 『大学で教える英文法』 | 畠山 雄二(編) | くろしお出版 |
参考文献 | _Practical English Usage_ (4th ed) | Michael Swan | Oxford UP |
以下のような準備学習課題を出します。この予習をもとに授業を進めますので、予習を怠ると授業の理解を深めらなくなります。
・一定量の英文法、語彙の知識を問う確認テストの対策(13回程度)
・配布資料や参考文献および関連資料の読み込み
・毎回電子辞書ないしは紙の辞書を手元に用意してください。
・授業で学んだ英文法を英文読解に応用することによって、さらに理解・知識が深まるので、この授業と同時に「英語圏の文学 II」を受講することが望ましいです。
・英文法の段階的な学びのために、「現代英語概説I」および「現代英語概説 II」よりも先に本授業を受講してください。
・教職を希望していない学生も受講可能ですが、授業の内容を理解するためには相応の英語力および努力が要求されます。
・欠席および公欠の扱いについては、大学の規程にしたがいます。
・遅刻(授業開始時刻に着席していない)が複数回ある場合は、欠席としてカウントします。
・私語は厳に慎んでください。
・受講に際してとくに配慮が必要な場合(病気や怪我その他)は遠慮なく申し出てください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 冠詞――イメージで覚える |
第3回 | 前置詞――イメージで覚える |
第4回 | 比較級、最上級を用いたさまざまな表現(原級をもちいた比較も含む) |
第5回 | 受動態――中動態も意識して(自動詞と他動詞の確認も含む) |
第6回 | "Let It Go" と "Never Let Me Go"――使役動詞(使い分けも含む)を用いた常用英語表現 |
第7回 | 関係詞(1)関係代名詞の制限/限定用法、非制限/継続用法 |
第8回 | 関係詞(2)関係副詞、複合関係代名詞、複合関係副詞 |
第9回 | 関係詞(3)その他の関係詞 |
第10回 | 等位接続詞と従位接続詞――主節と従属節の差異を中心に |
第11回 | さまざまな従属(従位)接続詞――文構造の理解に不可欠な接続詞の "that" とそれを用いた構文例 |
第12回 | 分詞構文と独立分詞構文――会話でも使用される例文をもとに |
第13回 | さまざまな仮定法――中・上級英語コミュニケーションの要(かなめ) |
第14回 | 全体のまとめ、筆記試験 |
第15回 | LMSによる講義――自己省察にもとづくレポート作成 ※状況に応じて授業内容の順番、あるいは内容そのものが変更される可能性もあります。 |