担当者 | 徳山 英邦教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ACC-104 |
会計学原理Ⅱでは、会計の目的、財務諸表(会計データ)の見方と会計システムを学修します。講義方法は、当日の学修テーマを概説し、演習問題で具体的課題箇所を実感してもらった上で、再度その学修意義を解説する手順で行います。会計学原理Ⅰと同様に、簿記の理解に根差した理解が重要です。さらに、財務諸表の利用者の立場の学びとして財務分析が追加されます。
経済学部の学びの中の本科目の役割として、以下の2つを当初の成果目標とします。
1.企業経営における簿記・会計学の役割を理解し、説明できる。
2.企業経営に関する基礎的理論、事業展開に必要な資金の流れを理解し、説明できる。
上記の学びの成果を基礎として、以下の2つを到達目標とします。
1.実社会の出来事について自ら学び、吸収することができる。
2.企業経営の場で生起する実践的課題に対処できる専門的な知識・スキルと態度を有する。
①自ら学び、吸収する不断(普段)の態度の評価として授業各回のミニッツペーパーや受講姿勢等(65%)、②専門知識の修得力評価として小テスト(2,3回)、LMSを活用した課題(35%)を目安として、総合的に判断します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『会計学・簿記入門』(第17版) | 新田忠誓、他著 | 白桃書房 |
参考文献 | 『基本から学ぶ会計学』 | 近田典行、他著 | 中央経済社 |
「学びの種を蒔く回」と「収穫(修得)の実感を伴う回」のタイミングが各回で完結しない箇所があります。当日内の答えの照合をあせらずに、試行錯誤する時間を大事にしてください。過去2回分との関連学習60分、学習全体における今回の学びの位置づけの理解30分、その未消化領域の復習30分を目安に学習してください。
電卓、3色ペン、各回に配布済みのプリントを毎回持参して下さい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス(授業の進め方、成績評価、履修上の留意点)、会計学原理Ⅰの復習 |
第2回 | 会計学原理Ⅰの要点(投資、消費及び浪費、出資、融資及び収益獲得活動、ストックとフロー) |
第3回 | 商品売買の会計処理①―売上原価の計算:売上高と対応費用(費用収益対応の原則、分記法との比較) |
第4回 | 商品売買の会計処理②―たな卸資産の期末評価:資産と費用の関係 |
第5回 | 損益計算書の表示様式と構成(勘定式、報告式、費用収益対応の原則、費用配分の原則) |
第6回 | 貸借対照表の表示様式と構成(勘定式、報告式、流動性配列法、流動・固定の分類規準) |
第7回 | 財務分析の基礎(基数と序数:順序数)、専門知識と汎用知識の連携 |
第8回 | 財務諸表分析①:損益計算書の要点把握と分析(収益性分析) |
第9回 | 財務諸表分析②:貸借対照表の要点把握と分析(安全性分析) |
第10回 | 財務諸表分析③:損益計算書と貸借対照表の2つを用いる分析(総合的収益性分析) |
第11回 | 財務諸表分析④:損益分岐点分析、管理会計と財務会計の役割 |
第12回 | 制度的基盤①(株式会社、資本の委託者と受託者、財務諸表の作成者と利用者:ステークホルダー) |
第13回 | 制度的基盤②(店と奥の分離、所有と経営の分離、株主有限責任制) |
第14回 | 会計公準と基本財務諸表4種類の全体像、そして会計監査の役割 |
第15回 | 学修内容の俯瞰(総論と各論の関係、関連諸科目との関係) |