担当者 | 長谷川 陽子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | FUL-203 |
西洋法思想の歴史的流れを、各思想家が展開した理論を中心に概観します。人間の営為にとって、法とはどのようなものであり、法を用いて人は何をしようとしていたのかを考えていきます。講義で扱う法思想は、当時の哲学・宗教・科学・文化の展開や、政治・経済の動向などとも関連しています。そうした背景を意識しつつ、各法思想家の理論と基本的特徴をつかむために、原典に触れつつ解説をします。法思想史Ⅰでは古代から中世までの思想を中心に扱います。
①法思想の歴史的な流れを理解することができる。
②現代の法と法思想との関連を把握することができる。
③講義で得られた知見を、言語化して他者に説明することができる。
学期末の論述式試験(83%)を中心に評価します。出席確認を兼ねた感想シートを配布し、内容に応じて加点(17%)をします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 法思想史を読み解く ―古典/現代からの接近 ― | 戒能通弘・ 神原和宏・ 鈴木康文著 | 法律文化社 |
参考文献 | その他参考文献については、随時お知らせします。 |
授業の該当箇所の教科書とレジュメ内容などの予習・復習を行ってください。
関心を持った原典については、各自で読み進めるようにしてください。
内容の連続性から法思想史Ⅱを継続して受講することが望ましいです。
講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当の場合には退室をしていただきます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業の概要と進め方 法思想史の説明 |
第2回 | 古代ギリシアの法思想(1)ソフィストの自然法思想 |
第3回 | 古代ギリシアの法思想(2)ソクラテス・プラトン |
第4回 | 古代ギリシアの法思想(3)アリストテレスと自然法、正義 |
第5回 | ヘレニズム時代のギリシア哲学 |
第6回 | ローマの法思想①―共和政期を中心に |
第7回 | キケロの自然法思想、セネカの法思想 |
第8回 | ローマの法思想②―元首政期 |
第9回 | 自然法思想とキリスト教(1)アウグスティヌス |
第10回 | 自然法思想とキリスト教(2)トマス・アクィナス |
第11回 | 近代自然権・自然法思想(1)ホッブズ |
第12回 | 近代自然権・自然法思想(2)ロックの自然権・自然法 |
第13回 | 近代自然権・自然法思想(3)ロックの抵抗権 |
第14回 | 自然法思想のまとめ(1) |
第15回 | 自然法思想のまとめ(2) |