担当者 | 居郷 至伸教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | CAE-201 |
この授業では、個々人が生を紡いでいくなかでの「成長」や「発達」という側面に焦点を当てて、生きることと教育の関係についての理解を深めていくことを主眼においている。授業内容の理解を深めていくうえでは、以下の二つの視点を重視する。ひとつは、個々人にとってのキャリアをいかに発達させていくか、そのために教育はどのように介在し機能していくか、という視点である。もうひとつは、個人のキャリアを発達させていくうえで世の中に存在するさまざまな人たち、組織、仕組みは、いかに介在しているのか、という視点である。
授業では、以上に記した内容を、授業計画に示すようなテーマやトピックを絡めて、さまざまな切り口から考えていく。そして、自己を取り巻くさまざまな事柄や仕組み、人との関係性などが、キャリア発達に対していかなるインパクトをもたらし、そこにどのような課題を見出すことができるのか、把握していく。
・キャリア発達について複眼的に捉えることができる。
・社会動向を踏まえたキャリア発達上の論点を理解し考えることができる。
・キャリア発達における教育の可能性を俯瞰的にみることができるようになることで、自身の生き方を考えることができる。
平常点(授業後に提出を求めるコメントシートや小レポートといった提出物の内容など)50% 期末テスト50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | 『人間の発達課題と教育』 | R・J・ハヴィガースト著 ; 荘司雅子監訳(1995) | 玉川大学出版部 |
参考文献 | ※上記の文献以外も授業内で適宜紹介する。 |
・授業に関連した内容に触れている文章やデータに目を通し、その内容の理解、論点となる箇所を把握しておくこと。
・授業内で適宜課す小レポートの作成に必要な情報を入手しておくこと。
みなさんのキャリアを発達させていくという営みには、多様な視点、考え方からみていくことが必要不可欠である。特定の考え方に固執することなく、柔軟に物事を捉えていく姿勢を大切にして出席することを期待する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | キャリア発達に関する諸理論の紹介と検討 |
第3回 | キャリア発達に関連する教育活動の紹介と検討 |
第4回 | 教育から職業への移行にみる変化とキャリア発達 |
第5回 | 不平等社会、格差問題にみるキャリア発達上の課題 |
第6回 | 家族構成の変容とキャリア発達 |
第7回 | 人生における大学の位置づけを考えてみる―“ギャップイヤー”を切り口に |
第8回 | 授業中間まとめ(オンライン授業) |
第9回 | 少子化・高齢化がキャリア発達におよぼす影響と問題 |
第10回 | キャリア発達と「教育」・「支援」・「ケア」 |
第11回 | キャリア発達を取り巻く諸問題―「障害」に着目して |
第12回 | 社会変容とキャリア発達―「能力」について検討しながら |
第13回 | 生を支える教育とキャリア発達 |
第14回 | キャリア発達と教育をめぐる課題―「シティズンシップ教育」に注目して |
第15回 | 授業総括 |