担当者 | 水守 理智教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | ACC-301 |
制度会計における(財務諸表作成のための)原価計算の基礎を学びます。ビジネスや社会においてコストとは何か、実際にどのように計算されるのか等、原価計算の基礎知識を身に着けてほしいと思っています。
管理会計論Ⅰでは、原価計算における費目別計算、部門別計算、製品別計算の意義を工業簿記の記帳の流れと関連させて理解するとともに、製品別計算の一つの形態である個別原価計算について学びます。
①原価計算と工業簿記の流れを理解する
②原価計算における費目別計算の把握方法を理解する
③個別原価計算を理解する
授業中に行う演習問題やミニテスト(自らの理解度を確かめるための小テスト)やLMS上の課題の成績を含めた日ごろの学修態度30%、定期試験の成績70%です。
単位の取得には、3分の2以上(10回以上)の出席が必要です。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『スタディガイド原価計算』 | 渋谷武夫 | 中央経済社 |
参考文献 | スッキリわかる日商簿記2級工業簿記 | 滝澤ななみ | (TAC出版) |
原価計算は内容が継続しており前回の授業の内容を理解していないと次の授業の内容を理解するのは困難です。また、解答を目で追っているだけでは理解できません。必ず、自らが考えて実際に計算し、それを繰り返すことで真の理解に近づくことが出来ます。
そのため、可能な限り復習のための練習問題を授業の終わりに配布し、または、LMS上でミニテストや課題を課します。そして、授業の冒頭にミニテスト等を行い理解を確かめるようにして行きます。
また、LMSにレジメや配布資料を掲載していますので、授業に出席できなかったときや復習のために利用してください。
一方、理解が進んでいる人にはレベルに応じた課題を与えるなど飽きが来ないように配慮していきます。
・原価計算と密接に関連している工業簿記もセットで授業を進めます。工業簿記は授業対象ですが、その前段階の日商簿記検定3級程度の商業簿記の知識はあるという前提で授業をします。
・講義の中で実際に計算演習を行いますので、必ず電卓を持参してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 原価計算総論(意義と目的、原価概念を学ぶ) |
第2回 | 原価計算総論(原価計算手続きと工業簿記の流れを理解する) |
第3回 | 材料費の計算(材料費の意義、分類、記帳、取得原価、消費価格計算を学ぶ) |
第4回 | 労務費の計算(労務費の意義、分類、記帳、消費賃金の計算を学ぶ) |
第5回 | 経費の計算(経費の意義、分類と記帳を学ぶ) |
第6回 | 個別原価計算(意義と特徴を学ぶ) |
第7回 | 製造間接費の実際配賦(配賦の必要性、配賦基準、配賦計算を学ぶ) |
第8回 | 製造間接費の予定配賦(実際配賦の欠陥と予定配賦の必要性とその方法を理解する) |
第9回 | 製造間接費配賦差異分析(配賦差異の分析方法について理解する) |
第10回 | <オンライン授業> 費目別計算と個別原価計算のまとめ(費目別計算から個別原価計算までの流れの総合演習を行う) |
第11回 | 部門別個別原価計算(原価部門と部門別計算の手続き、第一次集計について学ぶ) |
第12回 | 部門別個別原価計算(第二次集計、製造部門費配賦について学ぶ) |
第13回 | 仕損費と作業屑(仕損費と作業屑の処理について学ぶ) |
第14回 | 総復習(費目別計算から部門別個別原価計算までの計算と流れを演習で理解する) |
第15回 | 前期の総まとめと試験 |