担当者 | 井内 正敏教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | ECP-102 |
本講義は、経済活動のグローバリゼーション、情報通信革命、人口の少子・高齢化などが進展するなかで、日本経済がどのような課題に直面しているか、またどのような対応策が図られているかについて、経済学の理論とデータに基づきながら考察することを目的としています。
具体的には、企業活動、労働、財政、金融などの分野ごとに、現状と課題を整理した上で、今後の見通しや改革の方向について検討していきます。
①学生は、日本経済の現状について、経済学の基礎的理論と経済データに基づいて説明できる。(知識・理解)
②学生は、日本経済が直面している主要課題について、その現状と対応策を説明できる。(汎用的技能)
③学生は、日本の国際経済取引の現状と対外経済政策の課題について、国際収支状況などのデータを活用して説明できる。(態度・志向性)
(1) 期中に実施する小テスト(到達目標①、②、③) 30%
(2) 期末に課すレポート(到達目標①、②、③) 70%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 入門・日本経済(第6版) | 浅子和美・飯塚信夫・篠原総一編 | 有斐閣 |
参考文献 | 最新・日本経済入門(第6版) | 小峰隆夫・村田啓子著 | 日本評論社 |
参考文献 | 日本経済論 | 宮川努・細野薫・細谷圭・川上淳之著 | 中央経済社 |
教科書は指定せず、レジュメ(資料を含む)に沿って講義を行います。レジュメは毎回、事前にLMS上で公開します。毎回の授業の最後に、次回の講義で説明する重要な経済用語を示しますので、参考書などを用いてその内容について調べ、ノートにまとめておいてください。
また、次回授業までにレジュメや自らが作成したメモを用いて、授業で学んだ項目について、自らの考えを説明できるようにしてください。理解が不十分な点については必ずノートにまとめ、授業の内外を問いませんので、必ず質問をして解決してください。
毎回の授業について、予習と復習にそれぞれ1時間ずつあてることを想定しています。
日頃より新聞や雑誌などの経済記事に関心をもつとともに、理解が困難な点については、授業内外の質問の機会を積極的に活用して解決する姿勢を身につけてください。
第14回の授業はオンライン授業(LMSによるオンデマンド形式)になります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業の目的、授業の進め方、成績の評価について説明 |
第2回 | 企業:産業構造の変化と日本型企業経営 |
第3回 | 労働:就業構造の変化と労働市場改革 |
第4回 | 金融:金融市場の現状と課題 |
第5回 | 金融:デフレと金融政策 |
第6回 | 財政:財政の役割と現状 |
第7回 | 財政:財政再建の現状と課題 |
第8回 | 社会保障:公的年金の仕組みと課題 |
第9回 | 社会保障:医療保険の仕組みと課題 |
第10回 | 格差:所得・資産格差の把握と政策対応 |
第11回 | 地域:地域間格差と地域政策 |
第12回 | 農業:グローバリゼーションと農業改革 |
第13回 | 貿易・直接投資:地域主義・保護主義の台頭と日本の対外経済政策 |
第14回 | 環境・資源エネルギー:持続可能な経済成長と地球環境問題(オンライン授業:LMSによるオンデマンド形式) |
第15回 | まとめ:日本経済の課題解決に向けて |