担当者 | 磯山 優教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-231 |
❶この授業は、前期(現代企業論Ⅰ)と後期(同Ⅱ)を通して通年(ⅠとⅡ)で完結するように設計されています。このため、通年受講を強くお勧めします。ただし、学生の皆さんの都合により前期(Ⅰ)のみ、あるいは、後期(Ⅱ)のみの受講も可能です。
❷企業の真の主役は、法人格をもつ企業そのものではなく、あくまでその企業を指揮する生身の経営者です。この授業は、私の日本経済新聞記者時代の大先輩である永野健二氏の近著『経営者 日本経済生き残りをかけた闘い』(新潮社)を題材に、まず波乱万丈の戦後日本経済を闘い抜き、わが国を代表する企業を育て上げた経営者の生き方と戦略を紹介します。その後、その企業が属する業界が現在抱える課題、その対策などを浮き彫りにします。これによって現代日本企業のリアルな歴史と実態を皮膚感覚で理解し、他の人に説明する力を養い、就活の参考にしてもらうのが狙いです。
❸5回に1回、授業内容を振り返る復習問題や、皆さんの疑問、感想・意見、要望・提案を書いてもらう「ミニッツペーパー(MP)課題」を出します。復習問題の正解と、私なりの回答を「MP通信」にまとめ、次の授業で配ります。皆さんの理解度を確かめ、疑問に答えながら、双方向で授業を進めたいと思います。
❶企業経営の特徴を理解し、説明できる。
❷様々な業種や、職種の特徴を理解し、説明できる。
❸日本の産業・労働、財政・金融、公共経済などの政策と実態を説明できる。
❶出席回数が3分の2(原則として10回、公欠は除く)未満の場合は、(たとえ期末レポートを提出しても)単位を与えません。D2(再試験不可)とします。
❷MP:30%(MP1枚10%×3回=30%)
❸期末レポート:70%
❹特別加算:授業中の質問に対する正解、MPでの鋭い質問、なるほどという感想・意見、建設的な要望・授業改善提案には、その都度、MPに特別加算(1~10%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 経営者 日本経済生き残りをかけた闘い(新潮文庫版) | 永野健二 | 新潮社 |
参考文献 | バブル 日本迷走の原点(新潮文庫版) | 永野健二 | 新潮社 |
参考文献 | 会社四季報業界地図2022年版 | 東洋経済新報社 | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 日経業界地図2022年版 | 日本経済新聞社 | 日本経済新聞出版社 |
❶授業開始前に必ず教科書を手に入れ、通読してください。分からないことがあっても構わず、最後まで読み通してください。教科書を持っていないと解答できない問題を期末レポートで出題しますので、教科書は必携です。
❷授業の前に教科書のその日の当該箇所をもう一度じっくり読んでください。質問があれば、「MP課題」に書いて出してください。
❸企業は生き物であり、時代とともに変わっていきます。そのリアルな動きをつかむために、『日本経済新聞』(紙の新聞でも、電子版でも構いません)を毎日読む習慣をつけましょう。図書館、キャリアサポートセンターでは無料で読めます。
❶出席が3分の2(原則10回、公欠分は除外)未満の場合は、D2(再試験なし)とし、単位を与えません。
❷公欠の場合は休んだ後、1か月以内に届けを出してください。公欠によりMPを提出できなかった場合は配慮します。
❸対面の場合、授業中は私語、スマホ操作、食事は禁止(電子辞書は使用可)。注意しても改めない場合は退場、成績はD2(再試験なし)とします。
❹学生の皆さんの集中力を維持するため、途中に5分間の休憩を取ります。休憩中は私語、スマホ操作、トイレ、ストレッチ体操など自由です。皆さんがリクエストした楽曲を順次、流します。
❺第2回はLMSを使ったオンデマンド授業※です。ご注意ください!
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス(江本自己紹介、授業の進め方、約束事) 教科書9 ジョブズになれなかった男、出井伸之(P166~186)解説 |
第2回 | オンデマンド授業※ 教科書9→IT・電機業界の現状と課題 |
第3回 | 教科書10 "最後の財界総理"、奥田碩の栄光と挫折(P187~203)解説 |
第4回 | 教科書10→同族経営の意外な功罪 |
第5回 | 教科書11 土光敏夫も変えられなかった「東芝の悲劇」(P204~223)解説 |
第6回 | 教科書11→総合電機・重電業界の現状と課題 |
第7回 | 教科書12 伊夫伎一雄と「溶解する三菱グループ」(P224~246)解説 |
第8回 | 教科書12→企業グループの現状と課題 |
第9回 | 教科書14 柳井正の永久革命(P266~281)解説 |
第10回 | 教科書14→アパレル業界の現状と課題(しまむらvsユニクロ) =期末レポート課題出題 |
第11回 | 教科書15 豊田章男が背負う「トヨタの未来」(P282~298)解説 |
第12回 | 教科書15→世界各国・各社のEV戦略の現状と課題 |
第13回 | 教科書8→”プラグマティスト”小倉昌男の企業家精神(P143~163)解説 |
第14回 | 教科書8→宅配便業界の現状と課題 =期末レポート提出締切 |
第15回 | 教科書17 稲盛和夫が見つけた「資本主義の静脈」(P317~331) |