担当者 | 岡本 道郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-303 |
社会・経済の発展に加え、パンデミックも同時に起こる今のグローバル化時代、物事や事象の本質を見極め、それを正確に言葉で表現することがかつてなく重要になっています。それこそ「論理的思考」の根幹であり、皆さんが実社会で仕事をしたり、さらなる学究活動を行っていく上で、日々求められる必須のスキルでもあります。講義では、社会、政治、経済、国際問題の中から、注目すべき、あるいは興味深い事象を取り上げ、社説をはじめとする新聞記事などを教材に、その事象の要点や問題点を的確につかみ、自分の言葉で書く訓練を行うことで、論理的思考の基本を体得してもらいます。取り上げたテーマを掘り下げて解説した上で、受講生に考えを述べてもらい、文章化してもらうというプロセスが主体となります。現代の重要な事象、問題への関心と知識を広げながら、書くことを通じ、論理的思考力をさらに高め、実社会で通用する思考軸、記述・口頭両面での的確な表現力を身に付けてもらいたいと考えています。
現代社会の重要な事象や問題、論点について、概要、問題点、影響などを的確に把握し、客観的妥当性を踏まえた自分なりの考えをまとめ、日本語の文章で適切に表現できる能力を向上させる。
実社会での応用を意識した知識、語彙力をアップさせるとともに、説得力のある筋道の立った論旨展開、意見表明ができるようになる。
講義で提出を求めるペーパー、レポート課題、小論文の成績と授業参加度、最終講義での授業内テストで総合評価する。問題を的確に理解、把握し、自分の考えを自分の言葉で表現し、かつ、適切な論旨展開ができているかどうかを評価基準とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書はありません。教材は新聞記事、レジュメなど、すべてこちらで用意します。 | ||
参考文献 |
自分なりの問題意識、ニュース感覚を持って、主要全国紙(読売、朝日、毎日、産経、東京、日経)のいずれか、または複数を継続的に読むこと。テレビ、ネット報道もフォローが必要ですが、新聞でも内容を確かめるようにして下さい。
授業に積極的に参加し、意見を述べる姿勢が求められます。国語と英語、あるいは電子辞書は必携。社説の筆写に必要な専用のノートか200字詰め原稿用紙ノートなども用意して下さい。
シラバス記載のテーマはあくまで予定で、その時々の社会情勢に応じて変更・修正、順番の変更などをすることがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション① 論理的思考とは何か、授業の進め方などを理解する。読み解く力、知識の蓄積の重要性を意識する。 |
第2回 | イントロダクション② 論理的思考力を養う重要基本ツール、新聞の読み方、注意点を改めて学び、自分の新聞の読み方をチェックする。 |
第3回 | テーマ演習~3年目のコロナ対策、ウィズかゼロか |
第4回 | テーマ演習~コロナ禍、グローバル化世界の何が変わり、今後どうなるのか |
第5回 | テーマ演習~コロナ関連で小論文・課題作成 |
第6回 | テーマ演習~日米仏の思考表現スタイルの比較考察 |
第7回 | テーマ演習~上記テーマの資料をもとに日本の国語教育について小論文作成 |
第8回 | テーマ演習~2020東京五輪から2022北京五輪へ 日本の行動、論調を考える |
第9回 | テーマ演習~これまでの小論文、課題講評 |
第10回 | テーマ演習~広島への原爆投下をめぐる日米の見解を考える 資料要約 |
第11回 | テーマ演習~オバマ米大統領=当時=の広島訪問の意義を考える |
第12回 | テーマ演習~イラクからの問いかけ「なぜ被爆日本は米国と?」 意見交換 |
第13回 | テーマ演習~原爆など上記テーマで小論文作成 |
第14回 | 前期のおさらいと授業内テスト |
第15回 | LMSによるオンライン授業で、現代の事象について理解を深め、文章化することを学ぶ(時事問題からテーマ選定予定) |