担当者 | 岡本 道郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-203 |
「論理的思考」という言葉からは、難しく堅苦しい思考方法や記述理論を連想するかもしれませんが、要は、自分なりに正しく物事や事象の本質をつかみ、自分の考えを筋道立てて組み立て、適切な言葉を選び、できるだけ正確に表現するということです。そして、これこそ、皆さんが実社会で仕事をしたり、さらなる学究活動を行っていく上で、不可欠のスキルと言えます。本講義は、こうした力を養うことを目的とします。具体的には、社会、政治、経済、国際などの興味深い事象を取り上げて、新聞記事などを読み、その事象の要点や問題点を的確につかむ訓練を行うとともに、自分なりの考えを「ことば」で表現することに習熟してもらいます。講義の区切りごとに、取り上げたテーマの記述コメントの提出を求めると共に、基本的に毎回、質疑応答での意見表明なを求めます。テーマについて考え、書くことを通じて、現代の重要な事象、問題への関心と知識を広げていきます。知識を増やし、視野を広げ、物事を判断する視点を身に付けることで、論理的思考のスキルアップを図っていきます。
現代社会の重要な事象や問題、論点について、概要、問題点、影響などを的確につかみ、自分なりの考えをまとめ、日本語の文章で適切に表現できる能力を習得する。
質・量共に語彙力をアップさせるとともに、わかりやすく筋道の立った論旨展開ができるようになる。
講義で提出を求めるペーパー、レポート課題、小論文の成績と授業参加度、最終講義での授業内テストで総合評価する。問題を的確に理解、把握し、自分の考えを自分の言葉で表現し、かつ、適切な論旨展開ができているかどうかを評価基準とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書はありません。教材は新聞記事、レジュメなど、すべてこちらで用意します。 | ||
参考文献 |
普段から、国内外のニュース・話題や社会で起きていることに積極的に関心を持ち、重要なものについて、自分なりに考え、自分なりの判断や結論を得る努力をして下さい。従って、主要全国紙(読売、朝日、毎日、産経、東京、日経)は一紙でもよいので、なるべく目を通し、テレビ、ネット報道もフォローすること。
記述、読解、意見交換が主体となる講義なので、出席が大前提であり、積極的に参加し、意見を述べる姿勢が求められます。国語と英語、あるいは電子辞書が必携です。専用のノートも一冊用意して下さい。
シラバス記載のテーマはあくまで予定で、その時々の社会情勢に応じて変更・修正、順番の変更などをすることがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション①~論理的思考とは何か、授業の進め方と目標などの説明を受ける |
第2回 | イントロダクション②~論理的思考の基本重要ツール、新聞の読み方を学ぶ |
第3回 | テーマを考え、書く~新型コロナウイルス感染拡大問題 |
第4回 | テーマを考え、書く~SNSによる非難・中傷、自殺の問題 |
第5回 | テーマを考え、書く~沖縄返還50年、日米同盟下での本土と島の感覚のずれ |
第6回 | テーマを考え、書く~これまでの課題、小論文の講評と読解力テスト |
第7回 | テーマを考え、書く~日本独特のハンコ文化とリモート時代 |
第8回 | テーマを考え、書く~「スマホか大学か?」学長演説の真意 |
第9回 | テーマを考え、書く~スマホ演説めぐる是非論と小論文作成 |
第10回 | テーマについて考え、書く~参院選直前、18歳選挙権を考える |
第11回 | テーマについて考え、書く~主権者教育のあり方 |
第12回 | テーマについて考え、書く~小論文・課題講評 |
第13回 | テーマについて考え、書く~日米「ハーフ」のミス日本、日本人とは? |
第14回 | 前期授業のおさらいと授業内テスト |
第15回 | LMSによるオンライン授業で、現代の事象をテーマに考える(時事問題からテーマ選定予定)。 |