担当者 | 鎌田 和宏教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 必修 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | THE-401 |
本演習は教育方法学の演習である。受講者と授業研究(教育内容・教育方法・授業分析)に取り組む。今期の教育学演習Ⅰでは、小・中学校社会科を主な事例とし、授業研究の基本的な方法文献から学び、それをもとに模擬授業演習と模擬授業をめぐるディスカッション(検討会)によって行う。これに続く教育学演習Ⅱでは、グループワークによる単元開発やディスカッションを交えた授業分析を中心とした授業研究を行っていく。
※ただし、各自が扱う授業科目は社会科に限らずともよいとする。
・授業研究の基本的な方法について、説明できる。
・特定主題に基づき、授業設計・指導案作成・授業実践・授業分析を行うことができる。
・平常点:90% 授業内で行う学習活動への参加、指定課題の提出(含む読書ノートの記録)等。本授業は演習科目であり、グループワークを行うので、全回出席することは基本である。
・レポート:10%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 「授業研究」を創る | 鹿毛雅治、藤本和久編著 | 教育出版 |
教科書 | 『よくわかる授業論』(2007年) | 田中耕治 | ミネルヴァ書房 |
教科書 | 『読書生活デザインノート』(2013年) | 全国SLA | 全国学校図書館協議会 |
参考文献 | 『小学校学習指導要領解説 社会編』(2018年) 日本文教出版等、各教科・時間等の指導要領解説 | 文部科学省 | |
参考文献 | 『中学校学習指導要領解説 社会科編』(2018年)東洋館出版社 | 文部科学省 | |
参考文献 | 『社会科 新教科書の使いこなし方』(2020年) | 鎌田和宏 | 日本標準 |
参考文献 | 『総合学習・生活科・社会科活動研究ハンドブック』(1998年) | 次山信男・大澤克美 | 教育出版 |
・授業研究について理解を深めるため、文献購読を行う。演習で取り上げる箇所について文献を読んだ上で出席すること。報告担当者になった場合はレジュメを作成し論点提起ができるように準備すること。
・授業研究では教材研究、模擬授業実践、授業分析に取り組む。取り上げられる授業を分析するために必要な学修を行った上で演習に参加すること。模擬授業を行う者は指導案の作成、授業分析の提案者は授業記録の作成を行ってもらう。なお、これらはグループを編成して、グループ毎に準備してもらう。
・文献や模擬授業、授業記録の検討等、授業外も含めて対面・オンラインのグループワークやディスカッションの場が多く用意されている。積極的に参画してもらいたい。
・授業では、様々な活動や作品づくりを行う。主体的に参加し、提出物は確実に作成・提出してほしい。提出物の締め切りは厳守のこと。
・本講義の受講者は、読書ノートの実践に取り組んでもらう。初回に授業で説明するので、半期を通じて実践してほしい。(単位認定要件の一つである)。
・担当教員と常時連絡が取れるようにしておいてほしい。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション 授業とは何か~よい授業をめぐって~ |
第2回 | 個人研究発表Ⅰ 個人研究の課題の発表 |
第3回 | 第1部 授業分析を問う |
第4回 | 第2部 授業研究に挑む |
第5回 | 第3部 授業研究に期待する |
第6回 | 教材研究の方法(教材と指導案の作成) |
第7回 | 授業実践の方法(指示・発問・板書・活動) |
第8回 | 授業分析の方法(逐語記録の作成・解釈・検討) |
第9回 | 模擬授業実践とその分析1(Aグループによる模擬授業) |
第10回 | 模擬授業実践とその分析2(Bグループによる模擬授業) |
第11回 | 模擬授業実践とその分析3(Cグループによる模擬授業) |
第12回 | 模擬授業実践とその分析4(Dグループによる模擬授業) |
第13回 | 模擬授業実践とその分析5(Eグループによる模擬授業) |
第14回 | 模擬授業実践とその分析6(模擬授業研究の総括)(22年度LMS授業の予定但し初回・2回目の授業での案内を確認すること) |
第15回 | 第4部 授業研究を展望する よい授業とは何か考える |