担当者 | 久保田 隆教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | CRL-307 |
本講義では、刑法総論・刑法各論の「2周め」として、1・2年次に学んだ内容を「広く浅く」復習したうえで、重要な判例について「狭く深く」学んでいきます。春期の「刑法特講I」では、刑法総論の主要論点に関する判例を毎回2つずつ検討します。
①刑法総論に関する主要な論点について、判例の内容を踏まえながら説明できる。
②刑法総論に関する最新の論点について、問題の所在および議論状況を的確に説明できる。
【対面での試験を実施できる場合】学期末試験(100%)によって評価します(講義内容に関する質問・コメントなどを募集
し、その内容に応じて加点することがあります)。
【対面での試験を実施できない場合】学期末レポート(100%)によって評価します(加点については同上)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『刑法総論判例50!』 | 十河太朗=豊田兼彦=松尾誠紀=森永真綱 | 有斐閣 |
参考文献 | 『刑法判例百選Ⅰ総論〔第8版〕』 | 佐伯仁志=橋爪隆〔編〕 | 有斐閣 |
参考文献 | 『判例プラクティス刑法Ⅰ 総論〔第2版〕』 | 成瀬幸典=安田拓人〔編〕 | 弘文堂 |
参考文献 | 『よくわかる刑法〔第3版〕』 | 井田良=佐藤拓磨〔編著〕 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 『判例の読み方 シッシー&ワッシーと学ぶ』 | 青木人志 | 有斐閣 |
毎回、講義の最後に翌週の授業の内容を予告しますので、上記教科書の該当箇所(特に、事案の概要)を読んで予習してきてください。刑法総論について簡単に復習したいという人には、上記参考文献(『よくわかる刑法〔第3版〕』)の該当箇所を一読することをお勧めします。
・「刑法総論Ⅰ・Ⅱ」をすでに履修済みであることを前提に授業を進めます(刑法初学者も歓迎します)。
・講義では、毎回レジュメを配布します(LMSでも配信予定)。
・六法を毎回必ず(!)持参してください(小型のもので構いません)。
・質問や相談は、講義の前後に受け付けるほか、LMSにも専用の項目を設けます(内容の濃い質問やコメントは、翌週の講義でとりあげることがあります)。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <イントロダクション> 講義の進め方|講義内容の概観|判例の探し方・読み方 |
第2回 | <因果関係> 第三者の故意行為の介入|被害者の過失行為の介入 |
第3回 | <不作為犯> 不作為の因果関係|不作為による殺人 |
第4回 | <故意> 未必の故意|認識内容の具体性 |
第5回 | <錯誤> 具体的事実の錯誤(方法の錯誤)|抽象的事実の錯誤 |
第6回 | <過失犯> 予見可能性の対象・程度|予見可能性の対象としての因果関係 |
第7回 | <正当防衛①> 積極的加害意思と急迫性|自招侵害 |
第8回 | <正当防衛②> 防衛行為の相当性|過剰防衛の限界 |
第9回 | <緊急避難> 現在の危難と補充性|強要による緊急避難 【※LMSを利用したオンデマンド方式にて実施】 |
第10回 | <責任> 原因において自由な行為|違法性の意識 |
第11回 | <未遂犯・中止犯> 早すぎた結果の発生|中止行為の任意性 |
第12回 | <正犯と共犯①> 共謀共同正犯(1)|共謀共同正犯(2) |
第13回 | <正犯と共犯②> 共犯関係からの離脱(解消)(1)|共犯関係からの離脱(解消)(2) |
第14回 | <正犯と共犯③> 承継的共犯(1)|承継的共犯(2)/共犯と身分 |
第15回 | 【対面での試験を実施できる場合】春期のまとめと学期末試験 【対面での試験を実施できない場合】春期のまとめと学期末レポートの講評 |