担当者 | 市丸 誠男教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-402 |
学生に自分のキャリアプランを発展させていく自覚と自信を持たせるために、職業生活に必要な教養とスキルを修得いただくことが目的です。高校時代までは基本的に答えのある課題に取り組んできました。しかし、企業経営の場では答えが一つではない実践的課題に取り組まなければなりません。今日の企業が求める人材として重要な資質は、自ら考えて課題を発見・解決策を見出し、第三者に対して理解・納得・共感を促すことのできるコミュニケーション能力です。
この授業では、企業における具体的な事業運営事例を通して課題に対して論理的に考え、ディスカッションや発表を行い、自分の思いを伝える、文章力を身につけることを目標とします。
(1)論理的に考える力の向上(フレームワークの修得、説得力のある主張、問題の本質を捉え、解決策を導く)
(2)文章力を身につける(文の土台固め、内容を豊かに、語法を意識、組立のノウハウ)
授業への貢献度を20%、レポート課題の内容を80%にて評価します。
*期末テストはありません。期中に授業内容に沿った数回の課題提出があります(LMSにアップ)。
*学生便覧に記載の通り、「3分の1を超えて欠席」した場合は課題を全て提出していても提出課題は評価されません。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特にテキストは使用せず、プリントを配布します。 | ||
参考文献 | 『テキスト経営学[第3版]:基礎から最新の理論まで』 | 井原久光 | ミネルヴァ書房 |
具体的には配布資料(レジメ)に従って授業を行います。毎回のテーマに関わる内容について、事例を自ら調べまとめておくとよい。
講義内容を配布資料に追記し、書いて理解・納得することを勧めます。
日頃から新聞を読み、テレビの報道番組などを通して企業の経営戦略や新製品・消費者情報等に触れ、なぜこのようなことが起こっているのかを自ら問うこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <オリエンテーション> 1)コース概要と進め方 2)「産業・企業演習Ⅰ」の復習 |
第2回 | <企業における戦略変更の考え方> 1)DXとは/DX活用による企業の対応 |
第3回 | <企業における戦略変更を考える> 1)DX活用ケーススタディ |
第4回 | <企業における戦略の変遷—内から外へ> 1)企業内部のマネジメントから外への研究 |
第5回 | <企業における戦略の変遷—ポジショニングアプローチ> 1)競争戦略の必要性 2)フレームワークによって何が導出されるのか |
第6回 | <サプライ・チェーン・マネジメント> 1)商業の本質 2)規模の経済・経験効果・範囲の経済・連結の経済 |
第7回 | <経営分析—事業収益の原則> 1)企業経営の実際/利益とは/会計の原理と財務諸表 |
第8回 | <経営分析—利益を上げる> 1)利益を上げる要素とは |
第9回 | <企業における組織・マネジメントの考え方> [オンデマンド予定] 1)組織理論の変遷/組織形態 |
第10回 | <企業における組織・マネジメントの進め方> 1)マネジャーの役割/海外におけるマネジメント |
第11回 | <グローバルマネジメント> [ゲストスピーカー予定] 1)海外展開におけるマネジメント事例 |
第12回 | <ブランド> 1)ブランドとは/ブランドがもたらすもの・役割 |
第13回 | <企業倫理> 1)コーポレートガバナンス/コンプライアンス/事故と事件 |
第14回 | <これからの価値創造戦略―イノベーションの在り方> 1)イノベーションとは/自前主義からの転換 2)オープン・イノベーションのメリット・デメリット |
第15回 | <これからの戦略策定に向けての課題、まとめ> 1)環境変化に伴う社会的関係・価値創造を考える |