担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | CUA-203 |
本授業では、民俗学を通じて伝統文化に関する知識を理解した上で、近現代の日本文化、伝統文化、日本文化の思想に関する専門的知識を修得し、理解できることをねらいとする。
民俗学は私たちが生活をするなかで、行為として行ない、知識として保有し、観念として保持している事象を調査し、分析する学問である。
私たちの身近にある、もしくはかつて身近にあった事象が資料となるが、これらの資料を用いて民俗学は何を目的にしているのだろうか。
日本民俗学の創始者である柳田國男は、民俗学を「経世済民」の学とした。「経世済民」の学としたのはなぜであろうか。また、どのような研究が誰によってすすめられてきたのだろうか。
学史や方法論だけにとどまらず、民俗資料について自ら収集できるよう民俗学の基礎知識を理解する。
前期では、学史、調査方法、研究方法、民俗資料の概要を中心に講義する。
①民俗学の成り立ちについて説明できる。
②民俗学の研究方法を説明できる。
③民俗資料について説明でき、民俗資料の収集に関心を持つことができる。
(1)リアクションペーパー(到達目標①) 10% (知識・理解)
(2)筆記試験(到達目標②) 60% (理解、意欲)
(3)課題レポート(到達目標③) 30% (関心・意欲)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本民俗学概論 | 福田アジオ・宮田登編 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 日本の民俗学 「野」の学問の二〇〇 | 福田アジオ | 吉川弘文館 |
参考文献 | 民俗学の方法 | 井之口章次 | 講談社 |
参考文献 | 図説 日本民俗学 | 福田アジオ・古家信平・上野和男・倉石忠彦・高桑守史 | 吉川弘文館 |
参考文献 | はじめて学ぶ民俗学 | 市川秀之・中野紀和・篠原徹・常光徹・福田アジオ | ミネルヴァ書房 |
以下のような準備学習課題を課します。
・事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・『日本民俗大辞典』を活用して、用語について確認する。
・フィールドワーク後に課題レポートを提出する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 民俗学の成り立ち① 柳田國男と民俗学 |
第2回 | 民俗学の成り立ち② 折口信夫と民俗学 |
第3回 | 民俗学の成り立ち③ 渋沢敬三と民俗学 |
第4回 | 民俗学における調査方法 |
第5回 | 民俗学における記録方法 |
第6回 | 民俗資料① 社会生活 |
第7回 | 民俗資料② 生産・生業 |
第8回 | 民俗資料③ 住まいと衣食 |
第9回 | 民俗資料④ 年中行事 |
第10回 | 民俗資料⑤ 人生儀礼 |
第11回 | 民俗資料⑥ 民間信仰 |
第12回 | 民俗資料⑦ 民俗芸能 |
第13回 | 民俗資料⑧ 口承文芸 |
第14回 | まとめと筆記試験 |
第15回 | 【オンライン】八王子博物館への見学 ※配信時期は講義内で説明する。 |