担当者 | 三吉 美加 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | CUA-202 |
文化人類学IIでは、まず、米国におけるラティーノ、カリブ系、アフロ・ラティーノ、アフロ・カリブ系集団の歴史や社会の概要を学ぶ。その後、メキシコ系、プエルトリコ系、ドミニカ系、キューバ系などのコミュニティについて、米国主流社会との関係から検討する。とりわけ、それぞれのコミュニティの独自の文化に注目する。
受講者は、黒人やラティーノと呼ばれる人びとのアイデンティティ、また、人種やエスニシティにまつわる彼らの文化表象を文化人類学的に考察していく。
また、ラテンアメリカとカリブ海社会のダイナミズムと多様性を理解し、彼らの多くが移住している米国社会で、カリブ系やラティーノがどのようなコミュニティを形成し、文化的社会的活動を行っているのかについて文化人類学的な考え方から理解する。
・コメントペーパー 10%、
・授業参加度(出欠のことではない。授業時の発言などの積極性の評価)10%、
・テスト 80% (小テスト、中間試験、最終試験などの総点を合わせて、最終的な平均点をもとに判断する)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『米国のラティーノ』 教科書は前期の後半から使用します。 | 三吉美加 | 大学教育出版 |
参考文献 | 適宜、授業時にお伝えします。 |
配布されたプリントや教科書の指定箇所をよく読んでおくこと。
(1)成績評価は授業に継続的に参加し、報告や質問を行ったかを重視します。
(2)授業時に携帯で授業と関係のないことをしている、私語、机に臥せって寝ているなどの迷惑行為が見られた場合は、欠席とします。
(3)病欠や就職活動による欠席など、やむをえない理由(学生便覧を確認すること)以外で欠席した場合、単位を認定しません。電車の遅延などを除く遅刻は、減点の対象になります。
なお、新型コロナウィルスの感染状況に応じて、開講方法を変更する可能性があるので、履修者は教員からの連絡をよく確認してください。
★人とのコミュニケーションが難しいなどの事情がある人は、配慮しますので、遠慮なく連絡ください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 文化人類学Iのおさらい |
第2回 | メキシコ系アメリカ人のいま:ビデオ視聴 |
第3回 | プエルトリコとプエルトリコ系アメリカ人 |
第4回 | 『リメンバー・ミー』視聴と解説① |
第5回 | 『リメンバー・ミー』視聴と解説② |
第6回 | プエルトリコ系とニューヨークシティ |
第7回 | キューバ系アメリカ人①:米国との関わり |
第8回 | キューバ系アメリカ人②:マイアミのコミュニティ |
第9回 | 【*オンライン授業*】 米国のラティーノ音楽:さまざまなジャンル |
第10回 | ドミニカ系アメリカ人①:米国とドミニカ共和国 |
第11回 | ドミニカ系アメリカ人②:ニューヨークのドミニカ系コミュニティ |
第12回 | ジャマイカとトリニダード・トバゴ |
第13回 | ニューヨークのカリブ海系コミュニティ |
第14回 | 日本のラティーノ |
第15回 | まとめ |