Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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外交史 II 日暮 吉延
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-3247-02

1. 授業の内容(Course Description)

 この講義の目的は、近代日本外交の歴史的展開に関する分析を通じて、諸国家間の多様な利害を調整し、国際秩序を維持する「外交」への理解を深めることです。
 授業では、政治エリートの認識、国内政治、国民世論、国際環境など、さまざまな要因を踏まえながら、昭和戦前期の比較的短い期間に対象を限定したうえで、具体的な事件や問題、政策決定過程をなるべく詳細に検討します。 

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 1)外交史に関する基礎的な知識を有し、政治外交の仕組みを把握できる。
 2)特定の事態に対する政策オプションを検討し、戦略的思考を理解する。
 3)政策決定過程に関する詳細な分析のあり方を習得する。
 4)戦前期日本と国際環境の関連性について理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 試験の成績。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 特定の教科書は使用せず、授業中に参考資料を配付します。
 参考文献は適宜、授業中に紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 毎回、自分でとったノートをなるべく当日中に一度、読み返すこと。疑問に思った部分があれば、事典等で調べてみること。この簡単な復習をするだけでも学習成果は相当に上がるはずです。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 充実したノートを自分自身で作成することが重要です。その理由は二つ。(1)講義を聴いて「ここは重要だ」と自分が判断した部分を迅速にメモする(ノートをとる)ことは、社会に出てから必要となる「問題のポイントをつかむ力」「判断力」をつける訓練になります。(2)人間は残念ながら物事をどうしても忘れてしまうので、覚えておくためにメモ(覚え書き、備忘録)をとることが必要です。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ワシントン体制の崩壊(1)
【第2回】
 ワシントン体制の崩壊(2)
【第3回】
 ワシントン体制の崩壊(3)
【第4回】
 ワシントン体制の崩壊(4)
【第5回】
 ワシントン体制の崩壊(5)
【第6回】
 ワシントン体制の崩壊(6)
【第7回】
 ワシントン体制の崩壊(7)
【第8回】
 軍部の台頭と満州事変(1)
【第9回】
 軍部の台頭と満州事変(2)
【第10回】
 軍部の台頭と満州事変(3)
【第11回】
 軍部の台頭と満州事変(4)
【第12回】
 軍部の台頭と満州事変(5)
【第13回】
 軍部の台頭と満州事変(6)
【第14回】
 軍部の台頭と満州事変(7)
【第15回】
 まとめ