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授業の内容(Course Description) |
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本講義は、ミクロ経済学の基礎理論に基づいて「交通産業」を分析する。交通産業の研究は事情分析的なものになりがちで、一般的・普遍的な視点を見失うことが多い。本講義では、ミクロ経済学の確立された手法を用いて分析することで、普遍的な分析力と洞察力を身につける。 前半は交通産業の概要について学習し、後半はそれをベースに現実の政策を理論的に分析する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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到達目標は以下の2つである。 (1)交通産業の概要、および交通政策を理解する。 (2)交通産業を経済学的な視点から論じることができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業中の課題(30%)、期末試験(70%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に指定しない。参考文献は以下のとおり。 山内弘隆、竹内健蔵著(2002)『交通経済学』有斐閣アルマ 竹内健蔵著(2008)『交通経済学入門』有斐閣ブックス
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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予習は新聞を読みニュースを聞く程度でよいが、復習はしっかりとしてほしい。特に授業で学習した専門用語はしっかりと覚えるように努力すること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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単に交通産業の概要を学習するだけではなく、理論的に分析を行うので、普段からしっかりと勉強する必要がある。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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授業計画は以下のとおりである。 【第1回】 ガイダンス、交通産業の特徴 【第2回】 交通産業の種類とネットワーク 【第3回】 交通サービスの費用分析(理論の確認) 【第4回】 交通サービスにおける規模の経済 【第5回】 交通サービスにおける範囲の経済・内部補助 【第6回】 共通費の概念と資源配分 【第7回】 混雑税・ピークロードプライシング 【第8回】 交通需要予測(費用便益分析の概念) 【第9回】 交通需要予測(費用便益分析の適用) 【第10回】 交通プロジェクト評価 【第11回】 これからの交通投資(国内投資) 【第12回】 これからの交通政策 【第13回】 交通サービスの海外展開 【第14回】 総復習1 【第15回】 総復習2
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