Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本文化 II - II 細田 明宏
【Ⅲ】  2単位
【Ⅲ 歴史と文化を学ぶ】 14-1-1310-1813-06

1. 授業の内容(Course Description)

 「忠臣蔵」は最近でもテレビドラマや映画に取り上げられるなど、わたしたちになじみの深い芝居ですが、元になったのは約300年前の「赤穂事件」です。約260年前の大坂で初演された人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』が大ヒットし、以来人形浄瑠璃や歌舞伎でしばしば上演されています。また赤穂事件は講談の重要なレパートリーでもあり、浪花節(浪曲)でも取り上げられています。
 この講義では、赤穂事件を脚色した「忠臣蔵」を題材にして、さまざまな日本の芸能を比較しながら学びます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 近世期の芸能について基礎的な理解を得ることを目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席・平常点(30%)、小テスト・レポート(20%)、期末試験(50%)を合わせて評価します。なお期末試験に代えてレポートを課す場合もあります。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:プリントを用意します。
 参考文献:授業の時に紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 浄瑠璃・歌舞伎に限らず、さまざまな舞台芸術についてできるだけ触れて下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 積極的な態度で出席して下さい。わからないことがあれば質問して下さい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 日本の芸能について
【第2回】
 赤穂事件とその評価
【第3回】
 『仮名手本忠臣蔵』大序
【第4回】
 二~四段目
【第5回】
 五・六段目(人形浄瑠璃と歌舞伎)・1
【第6回】
 五・六段目(人形浄瑠璃と歌舞伎)・2
【第7回】
 七段目以降
【第8回】
 歌舞伎『東海道四谷怪談』・1
【第9回】
 歌舞伎『東海道四谷怪談』・2
【第10回】
 講談の赤穂義士伝
【第11回】
 浪花節の赤穂義士伝
【第12回】
 活動写真の赤穂義士伝
【第13回】
 映画の忠臣蔵・1
【第14回】
 映画の忠臣蔵・2
【第15回】
 まとめ(期末試験の場合あり)