Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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運動生理学 II 蛭間 栄介
選択  2単位
【教育】 14-1-3074-1601-19A

1. 授業の内容(Course Description)

 この授業では、生理学Ⅰ、Ⅱおよび運動生理学Ⅰで学んだ内容に加え、身体活動によって獲得できる身体能力変化をより専門的に講義します。身体活動の特性や活動環境が、血液、免疫、消化吸収、代謝、排泄、体温調節、ホルモン、骨、疲労の生理的応答に及ぼす影響について講義します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 いろいろな身体活動による身体の応答について、そのメカニズムを理解します。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業参加(最大30%)および筆記試験(70%)で評価する。なお、出席回数が3分の2未満の学生は単位取得ができません。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:
 参考文献:『公認指導者養成テキスト共通科目』日本体育協会
      『健康運動指導士養成講習会テキスト上巻』健康・体力づくり事業財団
      『最新フィットネス基礎理論』日本エアロビックフィットネス協会
 また、必要に応じてプリントを配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 事前配布の資料およびテキストで指定された個所を授業までに読んでおいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 生理学ⅠおよびⅡで使用した資料、ノートおよびテキストを確認しておいてください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエンテーションおよび運動と血液(1)
 血液の成分と働きについて理解する。
【第2回】
 運動と血液(2)
 運動による血液成分の変化について理解する。
【第3回】
 運動と血液(3)
 免疫機能および運動が免疫機能におよぼす影響について理解する。
【第4回】
 運動と消化吸収
 消化器系の構造と機能および運動が消化吸収に及ぼす影響について理解する。
【第5回】
 運動と代謝(1)
 代謝の概略とエネルギーについて理解する。
【第6回】
 運動と代謝(2)
 運動によるエネルギー代謝とそのトレーニング効果について理解する。
【第7回】
 運動と排泄
 腎機能の概略と運動による腎機能の変化について理解する。
【第8回】
 運動と体温調節
 環境および運動による熱産生と体温調節について理解する。
【第9回】
 運動とホルモン(1)
 成長・発達とホルモン分泌について理解する。
【第10回】
 運動とホルモン(2)
 加齢による運動時のホルモン応答について理解する。
【第11回】
 運動と骨
 骨の働きと構造および運動や環境による影響について理解する。
【第12回】
 発育・発達と老化(1)
 子供の発育・発達、加齢による身体的変化および性差による違いについて理解する。
【第13回】
 発育・発達と老化(2)
 思春期、青年期および加齢による運動・トレーニングの影響について理解する。
【第14回】
 運動と特殊環境(1)
 日常とは異なる環境温と気圧による生体反応について理解する。
【第15回】
 運動と特殊環境(2)
 水中環境の特性および呼吸循環器系応答について理解する。