1. |
授業の内容(Course Description) |
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本講義は、家族史Ⅱと対になり、日本の家族のあり方を学ぶものである。時代としては原始・古代・中世を対象とする。現代社会が抱える問題の一つに核家族化や少子化といった家族の問題が存在するが、そうした問題を考える前提として、各時代における家族のあり方をみていく。現代の家族のあり方は必ずしも自明のものではなく、各時代の家族構成や人間関係はその時代特有の価値観や風潮と結びつきながら、政治や文化に大きな影響を与えていったことを学んでもらいたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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各時代の家族のあり方について理解し、それが政治や文化にどのような影響を与えたか考察すること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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各回の講義への参加度(講義についての質問・意見を書く)30%、学期末に提出するレポートの評価を70%とし、計100%のなかで評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストなし。授業レジュメを配布する。参考文献は『日本家族史論集』全13巻(吉川弘文館)など、授業で紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レポートに備えて、参考文献を読んでおくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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適宜、講義の中で考えたことなどを書いて提出してもらう予定である。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 家族史の概説 【第2回】 原始時代の家族① 【第3回】 原始時代の家族② 【第4回】 古代の家族① 【第5回】 古代の家族② 【第6回】 古代の家族③ 【第7回】 古代の家族④ 【第8回】 古代家族の変貌① 【第9回】 古代家族の変貌② 【第10回】 中世の家族① 【第11回】 中世の家族② 【第12回】 中世の家族③ 【第13回】 中世の家族④ 【第14回】 中世家族の変貌 【第15回】 まとめ
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