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授業の内容(Course Description) |
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日本史演習5A-Ⅰの続きである。演習参加者は、テキストなどから古代史研究上の論点を一つ選択し、順次報告する。報告者が用いる論文は、全員が事前に読んで授業に臨む。報告者はその論文が扱っている問題、論文の要旨やそこで使われている主な史料の読みと解釈、論文の意義や疑問点、論点に対する報告者の意見などをレジュメにまとめ、参加者に配布し報告する。そして、参加者の中から選ばれた司会者が進行を務め、参加者全員で討論する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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古代史研究上の様々な論点について理解し、自身の見解を明らかにできるようにする。史料や参考文献を探し、自分の力で読解し、意見を述べられるようにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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各回の授業での報告と討論への参加50%、学期末に提出するレポート(「卒論予備ノート2」4000字以上)50%、計100%で評価する。 「卒論予備ノート」は、報告の時に選んだテーマを発展させて書くもので、15回目の授業終了から約一週間後に提出するレポートである。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:村岡薫ほか編『再検証 史料が語る新事実 書き換えられる日本史』(小径社、1,600円+税) 参考文献:その都度紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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演習参加者は、各回の報告で扱う論文を事前に読み、質問事項を考えておくこと。報告者は選んだ論文をしっかり読み、そこで引用・参照されている論文や史料を読んだうえで、自分の意見をまとめる。報告や討論がレポート作成にも影響するので、日頃から論文や史料を探し、読んでおくこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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卒業論文で日本古代を希望する人は、3年次までに履修すること。この演習で選んだテーマをもとに、日本古代史の卒業論文を書くことを勧める。日頃から関心のある論点を探すとともに、各報告の討論にしっかり参加してほしい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 演習の進め方について、テキスト・参考文献の説明 【第2回】 報告の順番や司会者の決定、扱う論文の決定 【第3回】~【第15回】 各回の報告者による報告と全員での討論
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