Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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日本文化 II - II 日野 純子
【Ⅲ】  2単位
【Ⅲ 歴史と文化を学ぶ】 15-1-1334-4229-10

1. 授業の内容(Course Description)

このクラスでは「日本文化II-1」で学んだ言葉と文化の関係性を踏まえ、日本語の中に観察される日本文化について、より日常的、今日的な視点からとらえていきます。具体的には、広告やCMの中の日本語、看板や掲示に見られる日本語、流行語・新語・新方言と日本語、ネットの中の日本語、いじめの言葉などと、それぞれの背景にある日本文化や日本社会の価値観や考え方とその変化について再認識します。さらに、多文化共生社会の中で、様々な外国人から見た、日本人の行動、価値観、態度いついて、事例を通して理解し、日本文化の良さをより正しく効果的に世界に発信する方法を考えます。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

(1) CM・流行語・看板や広告・ネットな社会生活の中で観察されるものから、日本語と日本文化・社会・価値観とその変化の様子を再認識する。
(2) 外から見た日本文化を再認識し、そのよさを発信する方法を考えられるようになる。



3.
成績評価方法(Grading Policy)

(1)平常点(授業への参加、ワークシート、ペアやグループ活動への参加)50%
(2)振り返りの小テストX2・最終テスト  50%
5回以上欠席した学生には、原則として単位を与えられません。第14回目の時点で、欠席が5回以上になっている学生は、最終テストを受けられません

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

*指定のテキストはありません*

参考文献
  1ルース・ジャーマン・白石『日本人が世界に誇れる33のこと』あさひ出版
2 野口恵子 『かなり気がかりな日本語』集英社新書
 3岸 周吾 『外国人から見たニッポン』ディスカヴァー・トゥエイティワン
  4土井隆義『つながりを煽られる子どもたち―ネット依存といじめ問題を考える』岩波ブックレット

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

このクラスでは、教員による講義だけでなく、ペアやグループでの話し合いや個人での作業をしながら学んでいきます。その準備として、指定された教科書の章や参考文献を事前によく読んだ上で授業に参加しなければなりません。授業中の話し合いや作業の結果を毎回、ワークシートに記入して授業の最後に提出しますので、クラスメートとよく協力し、積極的に参加する姿勢が求められます。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

(1) 各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。
(2) 遅刻、早退、欠席は避けましょう。
(3) 第1回目の授業には、必ず出席してください。
(4)グループやペアでの作業には、相手を尊重しつつ積極的に参加しましょう。
大学での学びは、教員から一方的に与えられるものではありません。一人一人が他者に配慮をしながら、積極的に授業に参加することでよいクラスになり、みなさんの学びと成長につながります。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

[第1回]オリエンテーション、グループ分け。クラスメートやグループのメンバーを知る
[第2回]言語と文化の関係の概観 1
[第3回] 言語と文化の関係の概観 2
[第4回] ことばと社会・日本語の変化
[第5回] 日本語のCM 1
[第6回] 振り返りの小テスト(1)・日本語のCM2
[第7回] 日本語の広告・掲示・標識
[第8回] ネットの中の日本語
[第10回] いじめの言葉
[第11回] 振り返りの小テスト(2)・多文化共生社会
[第12回] 外国人から見た日本語・日本文化・事例分析1
[第13回]  外国人から見た日本語・日本文化・事例分析2
[第14回]  外国人から見た日本語・日本文化・事例分析3
[第15回] 復習と最終テスト