1. |
授業の内容(Course Description) |
|
ジブリの映画はアメリカの子供たちにも大人気である。英語の吹き替えバージョンを見た子供たちは、未知なる世界に驚き、想像の世界を広げてゆく。アメリカの子供たちにとってジブリ映画が魅力的なのは、日本独自の考え方がそこに描かれているからだ。例えば、「千と千尋の神隠し」には「八百万の神々」、「もののけ姫」には「祟り」、「猫の恩返し」には「恩返し」。一方、「ハウルの動く城」、「借りぐらしのアリエッティ」、「魔女の宅急便」などには西洋の神話や世界観が表れている。さらに、「コクリコ坂から」や「耳をすませば」には懐かしい昭和の恋愛模様が。どの場合でも、その世界に留まるのではなく、時間も空間も飛び越えた不思議な世界観が私たちを包みこむ。そのような世界を英語ではどのように表現しているのだろうか。このセミナーでは英語の吹き替え版でジブリの映画を見ることを通して英語と日本語の発想の違いを学ぶ。日本語と英語を比較すると、その言語のもつ価値観の違いに驚くだろう。英語・日本語間の往復はそう単純なものではないことに気がつくはずだ。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
1.ジブリ映画の分析を通して日本独自の価値観を学ぶ。 2.日本語の発想と英語の発想の違いを学ぶ。 3.プレゼンテーション能力を養う。 4.グループで発表する際に必要な協調性とコミュニケーション能力を養う。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
発表50%、出席30%、その他20%
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
プリント配布
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
発表準備
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
出席重視
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 Introduction 【第2回】 「紅の豚」(1) 【第3回】 「紅の豚」(2) 【第4回】 「となりのトトロ」(1) 【第5回】 「となりのトトロ」(2) 【第6回】 「魔女の宅急便」(1) 【第7回】 「魔女の宅急便」(2) 【第8回】 「天空の城ラピュタ」(1) 【第9回】 「天空の城ラピュタ」(2) 【第10回】 「平成狸合戦ポンポコ」(1) 【第11回】 「平成狸合戦ポンポコ」(2) 【第12回】 「かぐや姫の物語」(1) 【第13回】 「かぐや姫の物語」(2) 【第14回】 「崖の上のポニョ」(1) 【第15回】 「崖の上のポニョ」(2)
|