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授業の内容(Course Description) |
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自分とは異なる文化、背景をもつ人たちとどのようにかかわるか、という教員を目指す人にとって 最も基本的なことついて、実践的に学んでいくクラスです。最初に、「文化」「ことば」「コミュニケーション」などについての基本的な概念を理解あいます。次に、」多様な背景を持つ人たちと円滑に意思疎通をし、誤解や問題が生じた場合の解決方法について、実践を通して学びます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)「文化」「ことば」「コミュニケーション」などについての基本的な概念を理解する。 (2)自分とは異なる文化や波形を持つ人達と円滑に意思疎通するためにはどうしたらよいか、について 実践を通して自分なりの答えを見つける。 (3)異文化間コミュニケーションにおける誤解や問題が起きた際の、対処方法を理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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(1)平常点(授業への参加、ワークシート、ペアやグループ活動への参加、振り返りの小テスト)50% (2)期末テストまたはレポート、最終プレゼンテーション 50%
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:斎藤ひろみ編・著『外国人児童生徒のための支援ガイドブック-子どもたちのライフコースによりそって-』凡人社 参考文献 1臼井 智美著『イチからはじめる 外国人の子どもの教育』教育開発研究所 2宮島喬一著『外国人の子どもの教育―就学の現状と教育を受ける権利―』東京大学出版 3「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会編『まんがクラスメートは外国人 入門編―はじめて学ぶ多文化共生』明石書店 4「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会編『まんがクラスメートは外国人―多文化共生の20の物語』明石書店
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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このクラスでは、教員による講義だけでなく、ペアやグループでの話し合いや個人での作業をしながら学んでいきます。その準備として、指定された教科書の章や参考文献を事前によく読んだ上で授業に参加しなければなりません。授業中の話し合いや作業の結果を毎回、ワークシートに記入して授業の最後に提出しますので、クラスメートとよく協力し、積極的に参加する姿勢が求められます。また、最終回の授業において、グループによるプレゼンテーションを行いますので、そのための、授業時間以外での話し合いや準備も求められます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1) 各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。 (2) 遅刻、早退、欠席は避けましょう。 (3) 第1回目の授業には、必ず出席してください。 (4)グループやペアでの作業には、相手を尊重しつつ積極的に参加しましょう。 (4) 大学での学びは、教員から一方的に与えられるものではありません。一人一人が他者に配慮をしながら、積極的に授業に参加することでよいクラスになり、みなさんの学びと成長につながります。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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[第1回] オリエンテーション、グループ分け。クラスメートやグループのメンバーを知る [第2回] 文化とは何か。定義、アイデンティティ [第3回] コミュニケーション(能力)とは何か [第4回] ことばとは何か。日本語はどんな言語か [第5回] ことばと文化の関係性 [第6回] 第1回から5回目までの振り返りの小テスト。 異文化とは何か。 [第7回] 非言語コミュニケーション(ジェスチャー、笑い、沈黙) [第8回] 対人距離・時間の感覚の文化差 [第9回] 異文化理解、誤解、失敗(事例から1) [第10回] 異文化理解、誤解、失敗(事例から2) [第11回] 第6回から10回目までの振り返りの小テスト。 異文化コミュニケーションスキルの実践1(DIE法、アサーティブ) [第12回] 異文化コミュニケーションスキルの実践2(あいづち、エポケー) [第13回] 高齢者や障がいのある人たちとのコミュニケーションについて考える。 マイノリティへの配慮とは何かについて理解する。 [第14]回] 第1回から13回目までの振り返り。最終プレゼンテーションの準備 [第15回] 最終プレゼンテーション
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