Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
国際交流論2(International Communication 2) 林 春
2年 後期 基礎分野選択 2単位
【柔整・後】 17-1-0595-4748

1.
授業の概要(ねらい)

今日、世界の多くの地域ではグローバル化がますます進み、政治、経済、社会、文化などいずれの領域でも、ヒト、カネ、モノ、情報が国境を越えて地球上を自由に行き交うようになっています。今日の日本社会は限りなくグローバル化しているとともに、実質的には多文化社会になっているといっても過言でもない。まさに、「異文化コミュニケーションの時代」が到来したといえ、それだけに異文化コミュニケーションを真剣に学ぶ必要性があるとも言えます。このような背景を念頭に置きながら、本講義では、異文化コミュニケーションについて様々な視点から学びます。その後、様々な角度から国際交流の体験を積みます。

2.
授業の到達目標

1.国際交流と異文化について、理論と実践を通して理解し、国際的な感覚及び能力を身につけることができます。
2.多様な文化を尊重し、異なる文化的背景をもつ人とコミュニケーションを取ることができます。
3.国際交流の体験を照らし合わせることで、異文化コミュニケーションについてさらに理解を深めることができます。

3.
成績評価の方法および基準

授業態度、課題発表、レポートの成績を合わせて評価します。
その割合は授業態度(20%)、課題発表(30%)、レポート(50%)を占めます。
授業態度の成績は討論への参加度について評価します。

4.
教科書・参考書

参考書
1.『異文化間コミュニケーション入門―日米間の相互理解のために』西田司、ウイリアム・B.グディカンスト(著)
2.『「感謝」と「謝罪」―はじめて聞く日中"異文化"の話』相原茂(著)
3.『異文化接触論』飛田良文(編集)
4.『多文化共生のためのテキストブック』松尾知明(著)
5.『対話で育む多文化共生入門―ちがいを楽しみ、ともに生きる社会をめざして』倉八順子(著)

5.
準備学修の内容

1.参考書の関連部分を読んでおきます。
2.授業で提示された課題を期限までに行い、ハンドアウトを作り、発表の準備をします。
3.発表後、自身の課題を振り返り、調査概要や反省点などをレポートにまとめ、期限までに提出します。

6.
その他履修上の注意事項

文献の準備学習を進め、レジメ作成を通じ問題や課題を整理させます。
定期的に各自のテーマ等に関するプレゼンテーションの課題を課し、準備及び事後整理をさせます。 
授業計画及び使用テキストは、受講学生の状況により変更する場合があります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
オリエンテーションを行う。
授業概要及び評価方法を説明する。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第2回】
異文化間教育論(1)異文化共存時代の外国語学(認知言語学と異文化理解、多言語社会における国語教育 ほか)について学ぶ。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第3回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化間教育論(2)外国語教育・学習者主体の変遷について学ぶ。
【第4回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化間教育論(3)言語教育と多文化社会について学ぶ。
【第5回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化コミュニケーションと経済(1)米国、中国進出日系企業における異文化コミュニケーション摩擦について学ぶ。
【第6回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化コミュニケーションと経済(2)東南アジア進出日系企業における異文化コミュニケーション摩擦について学ぶ。
【第7回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化接触論(1)異文化接触と日本語教育学について学ぶ。
【第8回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化接触論(2)外国人留学生のカルチャーショックについて学ぶ。
【第9回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化接触論(3)日本語教師のカルチャーショックについて学ぶ。
【第10回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化接触論(4)帰国子女とバイリンガリズムの問題点について考察する。
【第11回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(1)アメリカと文化事情について学ぶ。
【第12回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(2)ヨーロッパ(特にフランス)と文化事情について学ぶ。
【第13回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(3)アジア(特に中国)と文化事情について学ぶ。
【第14回】
前回の授業内容を復習し、教科書の次回の授業範囲を読んでおく。
異文化体験(4)アジア(特に韓国)と文化事情について学ぶ。
【第15回】
これまでの講義をまとめる。
課題の発表とレポートを提出する。