1. |
授業の概要(ねらい) |
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この授業では、経済学の基礎としてのミクロ経済学の思考方法を講義します。ミクロ経済学とは、経済的行動主体である企業や家計あるいは個人の経済行動原理を説明する学問です。
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2. |
授業の到達目標 |
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ミクロ経済学的な思考方法を身につけ、これを批判的にも考えつつ身近な経済問題に適用して、その問題の解決方法を自ら考える力を身につけることが、この授業の目標です。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業最終回に実施予定の試験で成績評価を行ないます。また、合否ボーダーラインにある学生については、授業中に行なう小レポートを参考にして成績評価をします。ただし小レポートは随時書いてもらう予定であり、毎回の授業で求めるとは限りません。
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4. |
教科書・参考書 |
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ティモシー・テイラー(2013)『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』(池上彰監訳、高橋璃子訳)、かんき出版、を教科書として用います。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業を受ける前に、自宅で教科書を読み、疑問点があるかどうか明確にしてください。疑問点がある場合には、その疑問を自らの言葉で表現できるよう、準備してください。なお、各回の授業内容は、教科書の章タイトルと必ずしも一致しません。各回の授業の最後に、次回の授業の予習のためにどこを読むべきか、指示します。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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予習のみならず、復習をすることも重要です。 試験は、授業最終回ではなく、定期試験期間中の実施になる可能性があります。詳細は7月初めに、授業中でお知らせする予定です。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
経済学とはどのような学問か? |
【第2回】 |
分業の効果 |
【第3回】 |
ミクロ経済学の基礎:需要と供給 |
【第4回】 |
需要と供給の弾力性 |
【第5回】 |
消費者の行動 |
【第6回】 |
企業の行動 |
【第7回】 |
規制と規制緩和 |
【第8回】 |
所得分配 |
【第9回】 |
完全競争、独占、規制 |
【第10回】 |
労働市場と資本市場 |
【第11回】 |
正負の外部性、市場の失敗、公共財 |
【第12回】 |
貧困、福祉、格差 |
【第13回】 |
情報の非対称性 |
【第14回】 |
企業ガバナンス |
【第15回】 |
試験、総括討論 |
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